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Google AIモードとは?使い方・違い・提供状況を解説

Google AIモードは、Google検索の専用タブから入る対話型の検索機能です。AI Overviewsとの違い、3つの入り口、日本での提供の経過、通常の検索結果との関係を、Googleの公式ヘルプ・検索セントラル・公式ブログの記述と確認日つきでご紹介します。

Google検索で調べ物をすると、画像やニュースのタブの隣に「AIモード」というタブが出てきます。上長から、そこに自社のページが並ぶかどうかを確かめるよう頼まれても、どこから開けばよいのか分からないまま画面を見ていることがあります。

このタブがGoogle AIモードです。検索結果に自動で出るAI Overviewsとは別の機能で、Googleは使うモデルも手法も異なる場合があると書いています。名前が近いので、社内ではどちらを指すかを先に決めます。

この記事では、次の6つをご紹介します。

  • AIモードとAI Overviewsの違いと、それぞれの既定のモデル
  • AIモードを開く3つの入り口
  • テキスト・音声・画像での入力と、回答が組み立てられる手順
  • 日本語での提供が始まった日と、いまの提供状況
  • 通常の検索結果と共通しているものと、サイト側から効く指示
  • AIモードのためだけに足す作業があるかどうか

1. Google AIモードとは何か。AI Overviewsとは別のタブとして提供される

Google AIモードは、Google検索の結果ページにある「AIモード」タブから入る、対話しながら調べ物を進める検索の面です。Google 検索 ヘルプは、AIモードを、何でも尋ねるとAIによる回答が返るGoogle検索のAI検索機能として定義しています。回答を受け取ったあとにフォローアップのプロンプト(=AIへ入力する文)を重ねたり、添えられたウェブリンクから詳しく調べたりできるとも書かれています。

図1:同じGoogle検索のAI機能でも、出てくる場所と既定のモデルが違う。

AI Overviewsとの現れ方の違い
AI Overviewsとの現れ方の違い

図1:同じGoogle検索のAI機能でも、出てくる場所と既定のモデルが違う。

出所:GMO AI検索ラボ

AI Overviews(=Googleの日本語のヘルプでは「AI による概要」と呼ぶ、生成AIが書いた要約)との違いは、現れ方にあります。AI Overviewsは通常の検索結果を開くと自動で差し込まれる要約で、読む側は表示されたものを受け取るだけです。いっぽうAIモードは、利用者が自分でタブを切り替えて入り、プロンプトに条件を継ぎ足しながら絞り込んでいく面です。

2つが別の機能であることは、Google 検索セントラルの「AI 機能とウェブサイト」に書かれています。

AI モードと AI による概要では、使用するモデルや手法が異なる場合があるため、表示される回答やリンクの内容にも違いがあります。

出典:Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」(2026年9月23日確認)(新しいタブで開く)

既定のモデルも別々に発表されています。AI Overviewsについては、2026年1月27日の公式ブログが、Gemini 3を世界共通の新しい既定モデルにすると書きました。AIモードについては、2026年5月19日の公式ブログが、Gemini 3.5 Flashを世界共通の新しい既定モデルにすると書いています。同じGoogle検索のAI機能でも、回答を書いているモデルは同じものではありません。モデルの世代とプランはGeminiとはで扱っています。

なお、上位に出る媒体のなかには、AIモードをSGE(=Search Generative Experience)の言い換えとして紹介しているものがあります。SGEはGoogleがSearch Labsの試験として始めた機能の名前で、AIモードとは別の名前です。

AI Overviewsそのものの説明はAI Overviewsとはにまとめています。自社のページを引用させるための施策のほうは、Google AI検索の対策で扱っています。

2. AIモードはどう起動するか。三つの入り口から使い始められる

AIモードは、どこから開けばよいのでしょうか。Google 検索 ヘルプは、AIモードを開く入り口を3つ挙げています。どれも通常の検索と同じ画面から数タップで始められ、専用のアプリを入れる必要はありません。

  1. ブラウザで google.com/ai を直接開く
  2. www.google.com で検索したあと、結果ページの[AI モード]をタップする
  3. Google アプリのホーム画面にある AI モードのアイコンをタップする

使える端末は、Google Japan Blogの2025年9月9日の記事に書かれています。PCとモバイルのブラウザに加えて、AndroidとiOSのGoogleアプリでも使えるという説明です。米国での提供が始まったときには、Search Labsへの登録も要らなくなりました。2025年5月20日の公式ブログは、Labsの登録なしで米国での提供を始めると書いています。

年齢の条件が付くのは、AIモードそのものではなく、回答を利用者に合わせて変える追加の機能のほうです。Google 検索 ヘルプによると、AIモードのパーソナライズを使える条件は2つあり、1つは履歴とパーソナライズされたおすすめ表示を有効にしていること、もう1つは年齢が18歳以上という点です。

この条件が当たるのは、過去の履歴を踏まえて回答を組み立てる「パーソナル インテリジェンス」の側です。AIモードを開いてプロンプトを送るところまでは、年齢の条件が書かれていません。提供の条件は地域や時期で変わることがあるため、社内で案内する前に手元の端末で開いてみるほうが確実だと考えられます。

3. AIモードで何ができるか。テキスト・音声・画像で問いかけられる

AIモードが受け付ける入力は、文字だけではありません。Google 検索 ヘルプによると、[質問する]バーのマイクのアイコンから声で伝えられるほか、画像やPDFなどのファイルをアップロードして尋ねることもできます。文字の入力が前提だった従来の検索と、操作そのものが違っています。

図2:1つのプロンプトが分割され、同時に検索されてから1つの回答に戻る。

クエリ ファンアウトで回答ができるまで
クエリ ファンアウトで回答ができるまで

図2:1つのプロンプトが分割され、同時に検索されてから1つの回答に戻る。

出所:GMO AI検索ラボ

回答を組み立てる手順には、クエリ ファンアウト(=1つのプロンプトを複数の検索へ扇状に広げる手法)という名前が公式に付いています。Google 検索 ヘルプは、プロンプトがサブトピックに分割され、それぞれが複数のデータソースで同時に検索されると説明しています。その結果が統合されて、わかりやすい回答として提供されるという流れです。

この手法の名前をGoogleが最初に出したのは、2025年5月20日の公式ブログです。英語の原文は、AIモードがクエリ ファンアウトの手法を使い、プロンプトをサブトピックへ分解して、利用者に代わって多数の検索を同時に投げると書いています。何度も検索し直していた調べ物を、1回のプロンプトで済ませるという説明です。

回答を受け取ったあとも、条件を変えたプロンプトをそのまま重ねられます。ヘルプの定義にあるフォローアップがこれにあたり、前のやり取りを踏まえたうえで回答が組み直されます。単発の要約であるAI Overviewsとの実務での差は、文脈を保ったまま調べ続けられるところにあると読めます。

4. 日本ではいつから使えるか。日本語は2025年9月に追加された

日本語での提供が始まったのは2025年9月9日です。Google Japan Blogは同じ日に、Googleの強力なAI検索体験であるAIモードの日本語での提供を、本日より順次開始すると告知しました。

同じ記事には、日本語に加えて4つの言語が並んでいます。インドネシア語、韓国語、ヒンディー語、ポルトガル語(ブラジル)です。当時のAIモードはGemini 2.5のカスタム バージョンを使っていたとも書かれており、長く複雑な問いを1回の検索で扱う仕組みとして紹介されています。

提供の経過を、発表の日付・出どころ・書かれていることで並べると、次のようになります。

AIモードの提供に関するGoogleの発表と、公式ヘルプを確かめた日。日付と記述は各ページの原文から採った。

日付出どころ書かれていること
2025年5月20日Google 公式ブログ(英語)米国でAIモードの提供を開始。Search Labsへの登録は不要
2025年9月9日Google Japan Blog日本語での提供を順次開始。ほかに4言語
2026年1月27日Google 公式ブログ(英語)AI Overviewsの既定モデルをGemini 3にすると発表
2026年5月19日Google 公式ブログ(英語)AIモードの既定モデルをGemini 3.5 Flashにすると発表
2026年9月23日Google 検索 ヘルプ提供状況の一覧に日本と日本語がある(この記事の確認日)

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日本は、AIモードの提供の対象に入っているのでしょうか。Google 検索 ヘルプの提供状況のページには、アジア太平洋の国と地域の一覧に日本があり、対応する言語の一覧に日本語があります。このページには、対応する国と地域の合計数も、対応する言語の合計数も書かれていません。

提供の範囲は地域や時期で動くため、自社の想定読者の環境でどう見えるかは、実機で開いて確かめるのが確実です。同じ日本語の検索でも、端末や利用者ごとの設定によって表示が変わる可能性があります。

5. 通常の検索結果とどう関係するか。既存の索引の上に成り立っている

AIモードは、AI専用のデータベースを別に持っているわけではありません。Google 検索セントラルの「AI 機能とウェブサイト」は、サイト所有者がGooglebotのrobots.txtの指定を使って、検索用にクロールされるサイトへのアクセスを管理すると書いています。通常の検索結果と同じ索引を土台にしているという説明です。

図3:順位ではなく、回答に添えられたウェブリンクを見る。

AIモードに自社が出ているかを確かめる順序
AIモードに自社が出ているかを確かめる順序

図3:順位ではなく、回答に添えられたウェブリンクを見る。

出所:GMO AI検索ラボ

表示される情報を絞る指示も、従来からあるものがそのまま挙がっています。同じページは、検索に表示されるページからの情報を制限する手段として、nosnippet・data-nosnippet・max-snippet・noindexの4つを挙げています。AIモードのためだけの新しいタグは、このページに書かれていません。

AIの学習と根拠づけの側は、別の指定で分けられています。同じページは、Googleの他のシステムでAIトレーニングとグラウンディング(=回答の根拠として外部の情報を使うこと)を制限する場合、Google-Extendedを確認するよう案内しています。検索での表示を絞る指示と、学習を断る指定は同じものではありません。

数字の見え方も、通常の検索結果と分かれていません。Google 検索セントラルは、AI 機能に表示されるサイトもSearch Consoleの全検索トラフィックに反映されると書いています。AIモードだけを切り出して見る方法は、このページに書かれていません。

Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」の記述から並べた(2026年9月23日確認)。「記載なし」は、このページに記述が見当たらなかったことを指す。

観点通常の検索結果(すべてタブ)AIモード
材料にする索引Googleの検索インデックスGoogleの検索インデックス(共通)
クロールの管理Googlebotのrobots.txtの指定Googlebotのrobots.txtの指定(共通)
表示を絞る指示nosnippet・data-nosnippet・max-snippet・noindex同じ4つが挙がっている
学習を断る指定Google-ExtendedGoogle-Extended
Search Consoleでの扱い全検索トラフィックに反映される全検索トラフィックに反映される
表示のための追加の要件記載なし追加の要件はないと明記されている

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利用の広がりについては、2026年5月19日の公式ブログが、AIモードの月間利用者が10億人を超えたと書いています。同じ日のキーノートの記事は、AI Overviewsの月間利用者が25億人を超えたとしています。どちらも世界全体の数で、日本での利用者の数は公式ブログに書かれていません。

6. まとめ。AIモードのために新しく足す作業は無い

AIモードは、Google検索の専用タブから入る対話の面で、AI Overviewsとは現れ方も既定のモデルも違います。それでも材料になる索引と、サイト側から効く指示は共通しており、Google 検索セントラルは次のように書いています。

AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません。

出典:Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」(2026年9月23日確認)(新しいタブで開く)

自社で確かめる先は、AIモードの回答に添えられたウェブリンクに、自社のページが並んでいるかどうかです。検索順位とは別の見え方なので、対策キーワードをそのままプロンプトにしてAIモードを開き、画面を記録しておく形になります。測り方はAI検索の計測に、索引に載せる土台はテクニカルSEOにまとめています。

公式ヘルプと公式ブログの記述は動きます。社内へ説明するときに、どのページをいつ開いたのかを添えておくと、あとから読み直した人が食い違いに気づけます。AIモードを含むGoogleのAI検索への具体的な施策はGoogle AI検索の対策で扱っており、自社の状況に合わせた進め方はお問い合わせから相談できます。

7. Google AIモードに関するよくある質問

AIモードとAI Overviewsはどう違いますか。

AI Overviewsは検索結果の上に自動で差し込まれる要約で、AIモードは利用者がタブを切り替えて入る対話の面です。Google 検索セントラルは、両者で使用するモデルや手法が異なる場合があると書いています。既定のモデルも別で、AI Overviewsは2026年1月27日にGemini 3、AIモードは2026年5月19日にGemini 3.5 Flashへ切り替えると発表されました。

AIモードはどうやって使い始められますか。

Google 検索 ヘルプは3つの入り口を挙げています。google.com/aiを直接開く方法、www.google.comで検索したあと[AI モード]をタップする方法、Google アプリのホーム画面のアイコンをタップする方法です。専用のアプリを入れる必要はありません。

日本語でAIモードを使えますか。

使えます。Google Japan Blogは2025年9月9日に、AIモードの日本語での提供を順次始めると告知しました。2026年9月23日に開いたGoogle 検索 ヘルプの提供状況の一覧にも、国と地域として日本が、対応言語として日本語が載っています。

AIモードは無料で使えますか。

Google 検索 ヘルプに、AIモードを開いて回答を受け取るところに料金の条件は書かれていません。条件が付くのは履歴を踏まえて回答を変えるパーソナライズの側で、ヘルプは対象を、履歴などを有効にした18歳以上と書いています。

AIモードは通常の検索結果を置き換えるのですか。

置き換えではありません。通常の検索結果(すべてタブ)とAIモードは別の入り口として並んでおり、Google 検索セントラルの記述では、どちらもGoogleの検索インデックスを材料にしています。Search Consoleでも、AI 機能に表示されたサイトは全検索トラフィックに反映されます。

AIモードのためだけのタグは要りますか。

要りません。Google 検索セントラルは、AI による概要やAI モードに表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もないと書いています。表示を絞りたい場合は、nosnippet・data-nosnippet・max-snippet・noindexという従来からの指示を使います。

関連する出典

この記事の根拠にした一次情報(=発表元がみずから出している資料)です。

  1. Google: AI Mode in Google Search — Updates from Google I/O 2025(新しいタブで開く)https://blog.google/products-and-platforms/products/search/google-search-ai-mode-update/
  2. Google 日本版公式ブログ: Google 検索のAIモードを日本語で提供開始します(新しいタブで開く)https://blog.google/intl/ja-jp/products/explore-get-answers/ai-mode-search/
  3. Google 検索ヘルプ: Google 検索の AI モードで AI による回答を取得する(新しいタブで開く)https://support.google.com/websearch/answer/16011537?hl=ja
  4. Google 検索セントラル: AI features and your website(新しいタブで開く)https://developers.google.com/search/docs/appearance/ai-features
  5. Google: Sundar Pichai — Google I/O 2026 opening keynote(新しいタブで開く)https://blog.google/innovation-and-ai/sundar-pichai-io-2026/

この記事に出てくる用語

Google AI Mode
Google検索の中で、AIと対話しながら追加質問を重ねて深掘りできる新しいモード。要約を出すAI Overviewsに対し、こちらは会話する検索面。
Google AI Overviews(AI概要)
Google検索結果の最上部に出る、複数サイトの情報をまとめたAI生成の要約。旧SGEの後継で、日本でも展開済み。
生成AI検索
AIが対話形式で答えそのものを返す、新しい検索のかたち。
AI検索
生成AIを使って答えを導く検索の総称。
ゼロクリック
リンクを開かず、検索画面だけで完結する検索行動。

執筆者紹介

上席研究員

中村 仁紀

「GMO AI最適化ブースト」のAIO/GEOコンサルタント 兼 GMO AI検索ラボ 上席研究員。生成AIに引用・推奨されるためのウェブサイトの最適化を支援します。

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