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ChatGPT SEO|従来のSEOはどこまで効くのか

ChatGPT SEOという語は2つの意味で使われています。2つのうち、ChatGPTの回答に自社のページが出るようにする話について、OpenAIが掲載の条件として書いている2つと、サイトマップや構造化データのように記述が置かれていない項目との線引きを、公式ドキュメントの原文と確認日つきでご紹介します。

順位の計測ツールを開くと、自社のページがGoogleの何位にいるかが日ごとに並びます。ところが、ChatGPTの回答に自社が出てくるのかと社内から尋ねられると、開く画面が見つかりません。

この話を指す言葉がChatGPT SEOです。ただし同じ語が2つの意味で使われ、ChatGPTをSEOの作業に使う話と、回答に自社のページが出るようにする話が混ざっています。

この記事では、語が指す2つの意味の切り分けから、公式が書いている掲載の条件、これまでのSEOの施策との対応、robots.txtの効き方の違い、反映までの時間までをご紹介します。

「ChatGPT SEO」が指すものは2つある。作業に使う話と、回答に出る話

ChatGPT SEOという語は、性質の違う2つの作業に使われています。1つはChatGPTをSEOの道具として使う話で、キーワードの洗い出しや構成案づくりを速くすることを指します。もう1つはChatGPTの回答に自社のページが出るようにする話で、こちらはサイトの側の設定に手を入れることになります。

図1:自社のページがChatGPTの検索結果に出る資格を得るまでの順序。出典はOpenAI ヘルプセンター「Searching the web with ChatGPT」とOpenAI 開発者ドキュメント「Overview of OpenAI Crawlers」(2026年9月24日確認)。

掲載の資格が満たされるまでの順序
掲載の資格が満たされるまでの順序

図1:自社のページがChatGPTの検索結果に出る資格を得るまでの順序。出典はOpenAI ヘルプセンター「Searching the web with ChatGPT」とOpenAI 開発者ドキュメント「Overview of OpenAI Crawlers」(2026年9月24日確認)。

出所:GMO AI検索ラボ

同じ語でも、確かめる場所も、動かす担当も違います。自社が回答に出ているのかを気にして調べ始めた場合は、後者の話になります。

同じ語が指す2つの作業と、手を入れる場所の違い。

「ChatGPT SEO」の使われ方読む人が知りたいこと手を入れる場所
ChatGPTをSEOの作業に使うプロンプトの書き方、原稿づくりの手順ChatGPTの画面と、社内の制作の進め方
ChatGPTの回答に自社のページを出す出るための条件と、確かめ方robots.txtと、サイトのホストやCDN(コンテンツ配信網)の設定

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ここから先で扱うのは後者だけです。ChatGPTの検索そのものの定義と、使えるプランと、Google検索との違いはChatGPT検索とは?使い方とGoogle検索との違いを解説にまとめています。

公式が条件として書いているのは2つだけ。並べ方は複数の要素とだけ書かれている

OpenAIは、ChatGPTの検索に出るための条件を、どのように書いているのでしょうか。ヘルプセンター「Searching the web with ChatGPT」には、サイトを検索結果に出すための節があります。そこに置かれているのは、掲載の資格を得るための条件と、並べ方について述べた次の2文だけです。

図2:robots.txtの更新が検索結果へ届くまでの順序。出典はOpenAI 開発者ドキュメント「Overview of OpenAI Crawlers」(2026年9月24日確認)。

robots.txtを直してから反映されるまでの順序
robots.txtを直してから反映されるまでの順序

図2:robots.txtの更新が検索結果へ届くまでの順序。出典はOpenAI 開発者ドキュメント「Overview of OpenAI Crawlers」(2026年9月24日確認)。

出所:GMO AI検索ラボ

ChatGPT ranks search results using multiple factors intended to help users find relevant, reliable information. Placement is not guaranteed. ChatGPTは、利用者が関連性のある信頼できる情報を見つけられるようにするための複数の要素を使って、検索結果を並べます。掲載は保証されません。

出典:OpenAI ヘルプセンター「Searching the web with ChatGPT」(2026年9月24日確認)(新しいタブで開く)

掲載の資格として挙がっているのは、次の2つです。どちらもページの書き方ではなく、OpenAIのクローラーがサイトを読みに来られるかどうかを決める設定です。

  1. OAI-SearchBot(=ChatGPTの検索の結果にサイトを出すためのクローラー)にサイトを読ませる
  2. サイトのホストやCDNが、OpenAIの公開している検索ボットのIPアドレスからの通信を通す

並べ方に使う要素の内訳は、このページに書かれていません。どの要素をどれだけ見ているのかは公開されておらず、順位を上げるための手順を公式の記述から組み立てることはできません。

そもそも、ウェブ検索が走らなかった回答には出典が付きません。検索を手動で走らせる操作と、返ってきた出典の読み方はChatGPT search|検索の起動と出典の確かめ方にまとめています。

SEOで積み上げたもののうち、OpenAIが記述を持つのはクロールの許可と到達性である

これまでのSEOで手を入れてきた項目を、OpenAIの公式ドキュメントに記述があるかどうかで並べ直すと、境目がはっきりします。対象は、ヘルプセンターの「Searching the web with ChatGPT」と、開発者向けドキュメントの「Overview of OpenAI Crawlers」の2ページです。

従来のSEOの項目と、OpenAIの公式ドキュメントの記述の対応。OpenAI ヘルプセンター「Searching the web with ChatGPT」と OpenAI 開発者ドキュメント「Overview of OpenAI Crawlers」の2ページを、語ごとに検索して数えた(2026年9月24日確認)。

従来のSEOで手を入れてきたことOpenAIの公式ドキュメントの記述確かめる場所
クローラーへの許可(robots.txt)あり。OAI-SearchBotにサイトを読ませることが掲載の資格の1つrobots.txtと、サーバーのアクセスログ
サーバーやCDNの到達性あり。公開されている検索ボットのIPアドレスからの通信を通すCDNとファイアウォールの設定
サイトマップの送信なし。2ページに sitemap という語は0件―
構造化データなし。structured data と schema は0件―
被リンクなし。backlink は0件―
タイトルタグなし。title tag は0件―
Bingへの登録なし。Bing は0件―
掲載の並べ方複数の要素を使うという1文のみ。要素の内訳は書かれていない―

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記述が無いことは、効き目が無いという意味ではありません。並べ方に複数の要素を使うとしか書かれていないため、そこに構造化データやサイトマップが含まれているかどうかは確認できません。はっきりしているのは、公式が名指しで求めているのが2つだという点までです。

ヘルプセンターの「Searching the web with ChatGPT」には、ChatGPTの検索がほかの検索プロバイダと組むことがあると書かれています。名前が挙がっているのは、プライバシーポリシーへのリンクとして置かれたMicrosoftとShopifyの2社です。どのインデックス(=検索エンジンが集めて整理したページの一覧)をどこまで使っているのかを名指しした記述は、2ページのどちらにもありません。インデックスの出どころを前提に置いた施策が、そのまま当たるとは限りません。

robots.txtの1行は名前ごとに別々に効く。検索と学習と人の操作で分かれている

robots.txtの指定は、ChatGPTのクローラーごとにどう分かれているのでしょうか。OpenAIの開発者向けドキュメント「Overview of OpenAI Crawlers」には、4つのユーザーエージェント(=サイトへ来る側が名乗る文字列)が並んでいます。OAI-SearchBot・OAI-AdsBot・GPTBot・ChatGPT-Userの4つで、robots.txtの指定はこの名前ごとに別々に書けます。

図3:robots.txtに書いた行が、どちらの用途に効くかの分かれ方。出典はOpenAI 開発者ドキュメント「Overview of OpenAI Crawlers」(2026年9月24日確認)。

学習の拒否と検索の掲載が分かれるところ
学習の拒否と検索の掲載が分かれるところ

図3:robots.txtに書いた行が、どちらの用途に効くかの分かれ方。出典はOpenAI 開発者ドキュメント「Overview of OpenAI Crawlers」(2026年9月24日確認)。

出所:GMO AI検索ラボ

4つのユーザーエージェントと、検索の掲載への関わり。OpenAI 開発者ドキュメント「Overview of OpenAI Crawlers」の記述から作成(2026年9月24日確認)。

ユーザーエージェント公式が書いている役割検索の掲載への関わり
OAI-SearchBotChatGPTの検索の機能で、サイトを検索結果に出すために使う拒否したサイトは検索の答えに出ない。案内のリンクとしては出ることがある
GPTBot生成AIの基盤モデルの学習に使われうる内容をクロールする拒否は学習に使わせないという意思表示。検索の掲載とは別の設定
ChatGPT-User人がChatGPTやCustom GPTsへ問いかけたときにページを訪れる内容が検索に出るかどうかの判断には使われない。人の操作が起点のため、robots.txtの規則が当てはまらないことがある
OAI-AdsBotChatGPTに広告として出したページの安全性を確かめる広告として出したページしか訪れない。集めた内容は学習に使わない

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公式は、それぞれの設定が独立していると書いたうえで、検索結果に出すためにOAI-SearchBotを許可しながら、学習に使わせないためにGPTBotを拒否する書き方を例に挙げています。両方を許可している場合は、重ねてクロールしないように、1回のクロールの結果を両方の用途に使うことがあるとも書かれています。

ChatGPT-User is not used for crawling the web in an automatic fashion. Because these actions are initiated by a user, robots.txt rules may not apply. ChatGPT-User is not used to determine whether content may appear in Search. ChatGPT-Userは、自動でウェブをクロールするためには使われません。これらの動作は人が起点になるため、robots.txtの規則が当てはまらないことがあります。ChatGPT-Userは、内容が検索に出るかどうかを決めるためには使われません。

出典:OpenAI 開発者ドキュメント「Overview of OpenAI Crawlers」(2026年9月24日確認)(新しいタブで開く)

OAI-SearchBotとGPTBotとChatGPT-Userのどれを拒否したかで、止まる範囲が変わります。検索の掲載だけを止めたいのか、学習だけを止めたいのかで書く行が変わり、1行で全部を止めたつもりでも、止まる範囲と止まらない範囲に分かれます。

3種類の使い分けの細部と記述例はChatGPT検索は、企業サイトの何を見て引用先を選ぶのかにまとめています。

公開されているIPアドレスからの通信を通す。SEOには無かった条件である

掲載の資格の2つめは、robots.txtの外にあります。サイトのホストやCDNが、OpenAIの公開している検索ボットのIPアドレスからの通信を通しているかどうかという条件で、ここはSEOの担当だけでは動かせない設定なので、インフラの担当に確認を頼みます。

OpenAIは、ユーザーエージェントごとにIPアドレスの範囲をJSONのファイルで公開しています。2026年9月24日に開いた時点で、3つのファイルに入っていたのは次の値です。

OpenAIが公開しているIPアドレスの一覧。creationTime はファイルに書かれた作成時刻、件数は ipv4Prefix の数である(2026年9月24日確認)。

公開されているファイル対象のユーザーエージェントcreationTime の値IPv4の範囲の件数
searchbot.jsonOAI-SearchBot2026-01-02T11:00:00.00000039件
gptbot.jsonGPTBot2026-09-22T02:00:07.00000018件
chatgpt-user.jsonChatGPT-User2026-09-22T18:05:10.220322229件

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検索の掲載に関わるのはsearchbot.jsonで、このファイルにIPv6の範囲は入っていません。OAI-SearchBotなどのユーザーエージェントの文字列にはバージョン番号が含まれており、公式はその番号が変わりうると書いています。文字列の完全一致で通す設定にしていると、番号が動いたときに弾いてしまう可能性があります。

CDNやファイアウォールの側でボットをまとめて止めている場合は、robots.txtだけを直しても足りません。公式が、robots.txtでの許可と公開IPアドレスからの通信を通すことの両方をすすめているのは、この2か所で止まりうるためです。

robots.txtを直しても反映まで約24時間。順位を確かめる公式の道具は案内が無い

robots.txtを直すと、ChatGPTの検索にはどれくらいで反映されるのでしょうか。開発者向けドキュメントは検索結果について、サイトのrobots.txtの更新からOpenAIのシステムが合わせるまでに約24時間かかることがある、と書いています。直したその日に自社のページが出てこなくても、反映の前を見ている場合があるので、1回の結果だけでは判断できません。

図4:自社のページが出典に並ばなかったときに、どこから見るかの順序。出典はOpenAI ヘルプセンター「Searching the web with ChatGPT」とOpenAI 開発者ドキュメント「Overview of OpenAI Crawlers」(2026年9月24日確認)。

出てこなかったときに切り分ける順序
出てこなかったときに切り分ける順序

図4:自社のページが出典に並ばなかったときに、どこから見るかの順序。出典はOpenAI ヘルプセンター「Searching the web with ChatGPT」とOpenAI 開発者ドキュメント「Overview of OpenAI Crawlers」(2026年9月24日確認)。

出所:GMO AI検索ラボ

OAI-SearchBotを拒否しているサイトの扱いも書かれています。ChatGPTの検索の答えには表示されないものの、案内のリンクとしては出ることがある、という記述です。回答に出てこないことと、拒否されていることは同じではありません。

掲載の状況や順位を確かめるための公式の道具は、2ページのどちらにも案内がありません。自社がどう扱われているかを見るには、自社に関係するプロンプトを決めてChatGPTへ繰り返し送り、返ってきた出典を読む形になります。引用された回数をどう数えるかはAI検索の計測にまとめています。

まとめ。公式に書かれている2つを先に済ませる

ChatGPTの回答に自社のページが出るかどうかを扱うときは、robots.txtでOAI-SearchBotを許可することと、サイトのホストやCDNが公開されているIPアドレスからの通信を通すことの2つから始まります。この2つは、公式が名指しで求めている条件です。

直したあとは約24時間おいてから確かめます。サイトマップや構造化データのように公式の記述が置かれていない項目は、「OpenAIの公式ドキュメントには記述が無く、効くかどうかは確認できない」と確認日つきで社内へ伝えておくと、根拠を聞かれたときに答えられます。公式ページは更新が続くので、社内へ出す資料には開いた日を添えておくほうが確実です。自社の状況に合わせた進め方は、お問い合わせから相談できます。

ChatGPT SEOに関するよくある質問

ChatGPT SEOは、これまでのSEOとは別のものですか。

別々に語られますが、OpenAIが条件として挙げているのは、クローラーに読ませることと、公開されているIPアドレスからの通信を通すことの2つです。1つめは従来のSEOでも扱ってきたクロールの許可で、2つめはSEOには無かった通信の設定です。いっぽうで、サイトマップや構造化データのように、OpenAIの公式ドキュメントに記述が置かれていない項目もあります。

Googleの検索順位が高ければ、ChatGPTの回答にも出ますか。

OpenAIの公式ドキュメントに、Googleの検索順位に触れた記述はありません。書かれているのは、複数の要素を使って検索結果を並べること、そして掲載は保証されないことの2文だけです。要素の内訳は公開されていません。

robots.txtに何を書けば、ChatGPTの検索に出るようになりますか。

公式は、サイトのrobots.txtでOAI-SearchBotを許可することをすすめています。あわせて、サイトのホストやCDNが、OpenAIの公開している検索ボットのIPアドレスからの通信を通すことも求めています。3種類のクローラーの使い分けと記述例は、ChatGPT検索は、企業サイトの何を見て引用先を選ぶのかにまとめています。

GPTBotを拒否すると、ChatGPTの検索にも出なくなりますか。

OpenAIは、それぞれの設定が独立していると書いています。検索結果に出すためにOAI-SearchBotを許可しながら、学習に使わせないためにGPTBotを拒否する書き方も、公式に例として挙がっています。両方を許可している場合は、1回のクロールの結果を両方の用途に使うことがあるとも書かれています。

構造化データやサイトマップは、ChatGPTの回答に関わりますか。

OpenAIのヘルプセンターと開発者向けドキュメントの2ページには、sitemap・structured data・schema のいずれの語も出てきません。効き目が無いと書かれているわけではありません。記述そのものが置かれていない状態で、並べ方については、複数の要素を使うとしか書かれていません。

robots.txtを直してから、どれくらいで反映されますか。

開発者向けドキュメントは、検索結果について、サイトのrobots.txtの更新からOpenAIのシステムが合わせるまでに約24時間かかることがある、と書いています。直した直後に確かめて出てこなくても、その1回では判断できません。

自社がChatGPTに出ているかを、公式の道具で確かめられますか。

掲載の状況や順位を確かめる公式の道具は、2ページのどちらにも案内がありません。自社に関係するプロンプトを決めてChatGPTへ繰り返し送り、返ってきた出典に自社のページが並ぶかどうかを見る形になります。検索が走らなかった回答には出典が付かないので、起動の方法をそろえてから読むほうが確実です。

執筆者紹介

上席研究員

中村 仁紀

「GMO AI最適化ブースト」のAIO/GEOコンサルタント 兼 GMO AI検索ラボ 上席研究員。生成AIに引用・推奨されるためのウェブサイトの最適化を支援します。

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