本文へスキップ

Geminiとは?モデルの種類・料金・連携を公式資料で確認

Geminiは、対話アプリのGeminiと開発者向けのGemini APIの両方を指します。モデルの種類と提供状況、日本の料金プラン、Google Workspaceとの連携、日本語での使い方を、Googleの公式ドキュメントの記載から整理しました。

Geminiの画面でモデルを選ぼうとすると、3.8 Flashや3.1 Proが並び、有料プランもPlus・Pro・Ultraの3段階で出てきます。どれが業務に足りるかは、画面だけでは決められません。

Geminiは、Googleの対話アプリと、開発者向けのGemini APIの両方を指します。モデルは安定版とプレビュー版に分かれ、料金もアプリの定額とAPIの従量課金に分かれます。

この記事では、モデルの種類と料金プラン、Google Workspaceとの連携、日本語での使い方、事業者から見た露出の入り口をご紹介します。

Geminiのモデルの種類

Googleが開発者向けに公開しているモデルの一覧は、安定版とプレビュー版(=正式版の前段階として先行公開される状態)に分かれています。安定版の欄にはFlashの系統が世代ごとに並び、プレビュー版の欄にはProの系統が入っています。一覧には、モデルごとにどんな作業に向けた版なのかを述べた一文が添えられています。

図1:2026年9月23日時点で、安定版に並ぶのはFlashの系統で、Gemini 3.1 Proはプレビュー版である。

Geminiモデルの種類と提供状況
Geminiモデルの種類と提供状況

図1:2026年9月23日時点で、安定版に並ぶのはFlashの系統で、Gemini 3.1 Proはプレビュー版である。

出所:GMO AI検索ラボ

Gemini APIの主なモデル。説明は Google AI for Developers の Models ページの英文を訳した(2026年9月23日確認)

モデル提供状況公式ページの説明
Gemini 3.8 Flash安定版長い工程のソフトウェア開発、自律的に動くエージェント、企業の複雑な業務に向けた、最も知能の高いFlashモデル
Gemini 3.7 Flash安定版複雑なコーディング、エージェントの作業、多段階の確実な実行に向けた前世代のFlashモデル
Gemini 3.6 Flash安定版一般のエージェントと日々の作業に向けて、速度とマルチモーダルの能力を両立した前世代のFlashモデル
Gemini 3.5 Flash安定版定型で量の多い処理に向けた、基本の速度と性能を持つ旧来のFlashモデル
Gemini 3.5 Flash-Lite安定版量の多い実行に向けた、3.5で最も速く費用の安いモデル
Gemini 3.1 Proプレビュー版高度な知能、複雑な問題を解く力、エージェントとコーディングの能力

横にスクロールできます

一度に読み込める量は、Gemini 3.8 FlashもGemini 3.6 FlashもGemini 3.1 Proも同じです。入力の上限は1,048,576トークン(=AIが文章を数える最小の単位)、出力の上限は65,536トークンだと、モデルごとの詳細ページに書かれています。

業務でAPIを組み込むときの判断材料になるのは、この提供状況の違いです。Gemini 3.1 Proの状態はPreviewで、公開は2026年2月だと詳細ページにあります。重要な処理へ回す前に、詳細ページの状態の欄を開いて確かめる順になりそうです。

世代の入れ替わりは速く、Gemini 3.6 Flashの公開は2026年7月、Gemini 3.8 Flashの公開は2026年9月です。Googleが8月の発表をまとめた公式ブログは、Gemini 3.7 Flashが3.6 Flashの公開から3週間後に出たと書いています。特定のモデル名を書き込んだ社内の手順書は、短い期間で書き直しが要る可能性があります。

アプリの側で使えるモデルは、料金ページのプランの機能一覧に書かれています。無料のプランの欄にあるのは、3.6 Flashへのアクセスと、制限つきの3.1 Proへのアクセスの2つです。

Geminiの料金プラン

金額は、Googleの公式の料金ページに書かれたものを2026年9月23日に写しました。日本向けのページは4段階で、無料のFreeと、有料のGoogle AI Plus・Google AI Pro・Google AI Ultraに分かれています。

図2:無料のFreeから、使用量上限が最大20倍超のUltraまで4段階で分かれる。

Geminiアプリの料金プラン(月額・円)
Geminiアプリの料金プラン(月額・円)

図2:無料のFreeから、使用量上限が最大20倍超のUltraまで4段階で分かれる。

出所:GMO AI検索ラボ

Google AI プランの4段階。出どころは Google の公式の料金ページで、税込か税別かの記載と、年払いの割引の記載は、このページに無い(2026年9月23日確認)

プラン月額税の表記年払いの割引クラウド ストレージ使えるモデル
Free¥0 JPY / 月記載なし記載なし15 GB3.6 Flash へのアクセス、3.1 Pro へのアクセス(制限あり)
Google AI Plus¥725 JPY / 月記載なし記載なし400 GB記載なし
Google AI Pro¥2,900 JPY / 月記載なし記載なし5 TB記載なし
Google AI Ultra¥14,500 JPY / 月(上限5倍)と ¥32,000 JPY / 月(上限20倍)記載なし記載なし20 TB から記載なし

横にスクロールできます

表の使えるモデルの列にモデル名が入るのは、無料のプランの行だけです。有料の3行に並ぶのは、使用量の上限の倍率とクラウド ストレージの容量で、モデル名の記載はありません。上限の倍率は、Google AI Plusが2倍、Google AI Proが4倍、Google AI Ultraが5倍と20倍です。

同じページには、高度な推論を行うDeep ThinkをGoogle AI Ultraで使えることも書かれています。学生がGoogle AI Plusを1年間無料で使える案内も出ており、こちらはまもなく終了すると添えられています。

開発者向けのGemini APIは、アプリの定額とは別の料金です。使った量に応じた従量課金で、単価は100万トークンあたりの米ドルで示されています。

Gemini APIの料金。100万トークンあたり・米ドル。6モデルとも無料枠があると書かれている(Gemini Developer API pricing、2026年9月23日確認)

モデル入力出力
Gemini 3.8 Flash$0.75(2026年12月31日まで。以降は $1.50)$3.75(2026年12月31日まで。以降は $7.50)
Gemini 3.7 Flash$0.75(2026年12月31日まで。以降は $1.50)$3.75(2026年12月31日まで。以降は $7.50)
Gemini 3.5 Flash$1.50$9.00
Gemini 3.5 Flash-Lite$0.30$2.50
Gemini 2.5 Pro$1.25(20万トークンまで)/$2.50(20万トークン超)$10.00(20万トークンまで)/$15.00(20万トークン超)
Gemini 2.5 Flash$0.30$2.50

横にスクロールできます

新しいFlashの2つには、単価に期限が付いています。2026年12月31日を過ぎると、入力が$1.50、出力が$7.50になると料金ページにあります。Google検索によるグラウンディング(=回答の根拠として検索結果を使う仕組み)にも料金があり、Gemini 3ではモデルが実行した検索1回ごとに課金されます。

GeminiとGoogle Workspaceの連携

Geminiが動く場所は、単体のアプリの中にとどまりません。Google Workspace(=Gmail・ドキュメントなどの業務アプリ群)の公式ページは、アプリごとに何ができるのかを並べています。

図3:単体アプリだけでなく、検索とWorkspace全体に広がっている。

Geminiが組み込まれている主な場所
Geminiが組み込まれている主な場所

図3:単体アプリだけでなく、検索とWorkspace全体に広がっている。

出所:GMO AI検索ラボ

Google Workspace での動き。記述は AI in Google Workspace のページから写した(2026年9月23日確認)

アプリ公式ページに書かれている動き
Gmailスレッドを要約したり、重要な部分を特定したり、ビジネスメールの下書きを作成
Google ドキュメント空白のページから高品質の文書を瞬時に作成
Google スプレッドシートシンプルな自然言語のプロンプトを使用して、スプレッドシートをまるごと作成したり、テーブルに新しいデータを自動入力したり、複雑な最適化の問題を解決
Google スライド自由に編集できる視覚的に美しいスライドを、既存の資料に簡単に追加
Google ドライブストレージをアクティブなナレッジベースに変換し、すべてのファイルからすばやく分析情報を検出、要約、統合
Google Meetメモを取る、字幕を翻訳する、雑音を抑える、録画する

横にスクロールできます

同じページは、Geminiの機能がBusiness StandardとEnterpriseのプランに含まれると書いています。社内で使う場合、契約しているGoogle Workspaceのプランによって、手が届く範囲が変わります。

AI による概要とAI モードの既定モデル

Googleの検索にも、Geminiのモデルが使われています。2026年1月27日の公式ブログは、AI による概要の既定のモデルをGemini 3にしたと書いています。AI モードについては、2026年5月19日の公式ブログに次の一文があります。

Starting today, we're upgrading Search with Gemini 3.5 Flash — our newest Flash model delivering sustained frontier performance for agents and coding — as the new default model in AI Mode for everyone globally. 本日より、エージェントとコーディングで高い性能を出し続ける最新のFlashモデルであるGemini 3.5 Flashへ検索を更新し、世界中のすべての人に向けたAI モードの新しい既定モデルとします。

出典:Google 公式ブログ「Search's I/O 2026 updates: AI agents and more」(2026年5月19日・2026年9月23日確認)(新しいタブで開く)

2つの発表は日付が違い、名指しされているモデルも違います。AI による概要の既定はGemini 3、AI モードの既定はGemini 3.5 Flashです。どちらの発表のあとにもFlashの新しい世代が公開されているため、いま動いているモデルが発表の時点と同じとは限りません。

検索の画面に出る機能そのものの仕組みは、AI による概要とAI モードでそれぞれ扱っています。

Geminiの使い方・始め方

Geminiアプリの入り口は gemini.google.com です。ヘルプは、パソコンでの対応ブラウザとしてChrome・Safari・Firefox・Opera・Edgiumを挙げています。ログインに使えるのは、個人のGoogleアカウント、条件を満たすGoogle Workspaceアカウント、管理者が承認した学校のアカウントです。

図4:無料プランで一通り試してから、上位プランを検討する。

Geminiを日本語の業務で使う手順
Geminiを日本語の業務で使う手順

図4:無料プランで一通り試してから、上位プランを検討する。

出所:GMO AI検索ラボ

業務で使いやすい機能として、ヘルプが別のページを立てているのがDeep ResearchとCanvasです。Deep Researchは、ほとんどのテーマについて徹底したリサーチをリアルタイムで行えると説明されており、既定の情報源はGoogle検索です。より質の高いレポートを作る思考モードは、Google AI ProとGoogle AI Ultraで使えます。

Canvasについてヘルプは、Geminiを使ってドキュメント・アプリ・スライド・コードを作成したり編集したりできると書いており、作った文章はGoogleドキュメントへ書き出せます。

日本語で使えるか

対応している言語と国は、公式ヘルプで確かめられます。ページは[Gemini アプリ ヘルプ「Gemini アプリの対応言語と対応国」](https://support.google.com/gemini/answer/13575153?hl=ja)(2026年9月23日確認)です。

ヘルプには「Gemini ウェブアプリは現在、40 を超える言語に対応しており、230 を超える国と地域で利用できます。」と書かれています。

日本語は、このページの対応している言語の一覧に入っています。同じページは、モバイルアプリの対応が別であり、モバイルアプリがサポートする言語と国に限られるとも書いています。日本語のプロンプト(=AIへ入力する指示文)を入力して日本語の答えを受け取る使い方は、このヘルプがウェブアプリの対応言語として案内している範囲に入ります。

無料のプランでも、Deep ResearchとCanvas、画像の生成と編集は使えると料金ページにあります。自社の業務に合うかどうかは、この範囲で試してから決める進め方が取れそうです。

事業者から見た露出の入り口

自社の情報がGeminiの答えに出るかを考えるとき、見る場所はチャットの画面だけではありません。入り口はGeminiアプリと、Google Workspaceの各アプリと、Google検索のAI機能の3つに分かれます。

図5:露出を考える範囲は、Geminiアプリだけにとどまらない。

事業者にとっての露出の入口
事業者にとっての露出の入口

図5:露出を考える範囲は、Geminiアプリだけにとどまらない。

出所:GMO AI検索ラボ

Google検索のAI機能に出るための条件は、Google 検索セントラルの「AI 機能とウェブサイト」に3つ書かれています。1つめは、ページがインデックス(=検索エンジンがページを登録しておく索引)に登録されていることです。2つめはGoogle検索でスニペット(=検索結果に出るページの抜粋)が表示されること、3つめは検索の技術的要件を満たすことです。

追加の作業については、同じページが次のように書いています。

AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません。

出典:Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」(2026年9月23日確認)(新しいタブで開く)

この記述をそのまま読むと、先に手を付ける場所は、AI向けの新しい書き方ではなく、クロールと索引の土台になりそうです。土台のそろえ方はテクニカルSEOで扱っています。サービスを1つずつ同じ観点で比べたい場合は、AI検索エンジンの比較が入り口になります。

まとめ|Geminiは提供状況と料金を確かめてから選ぶ

モデルを選ぶときに見るのは、名前の新しさではなく提供状況です。安定版として並んでいるのはFlashの系統で、Gemini 3.1 Proは2026年9月23日時点でプレビュー版です。

料金は、アプリの定額とAPIの従量課金の2本立てです。日本向けのプランは4段階で、税込か税別かと年払いの割引については、公式の料金ページに記載がありません。社内の資料へ写すときは、金額と一緒に確かめた日も残しておくと、あとで見直しやすくなります。

答えに出典が付くかどうかは設定によって変わり、その条件はGemini APIのドキュメントに書かれています。Google検索によるグラウンディングを使うと、答えの本文にurl_citationの注釈が付き、実行した検索語と検索候補も一緒に返りますが、この仕組みを使わない設定では同じ注釈が返りません。

答えの中に出典が並んでいても、そこに書かれた内容がそのまま正しいとは限りません。引用元のドメイン(=サイトを識別する住所にあたる名前)を開き、原文へ当たる手間は残ります。

次に読む記事はどれか。サービスを横に並べて比べたい場合はAI検索エンジンの比較が合います。AI検索そのものの仕組みを押さえたい場合はAI検索とは何かが合います。

自社のページをAIの答えに出すところから考えたい場合は、お問い合わせが相談の窓口になります。

Geminiに関するよくある質問

Geminiは無料で使えますか。

Freeのプランは¥0 JPY / 月です。公式の料金ページによると、3.6 Flash へのアクセス、制限つきの 3.1 Pro へのアクセス、15 GB のクラウド ストレージが含まれます。画像の生成と編集、Deep Research、Canvasも同じ欄に並んでいます。

有料プランの月額と違いを教えてください。

Google AI Plusが¥725 JPY / 月、Google AI Proが¥2,900 JPY / 月、Google AI Ultraが¥14,500 JPY / 月と¥32,000 JPY / 月です。使用量の上限は、順に2倍、4倍、5倍と20倍と書かれています。クラウド ストレージは400 GB、5 TB、20 TBからです。

Gemini 3.1 Proは正式版ですか。

開発者向けのモデルの一覧では、2026年9月23日時点でプレビュー版の欄に並んでいます。詳細ページの状態もPreviewで、公開は2026年2月です。安定版の欄に並んでいるのは、Gemini 3.8 FlashなどFlashの系統です。

GmailやGoogleドキュメントでもGeminiを使えますか。

Google Workspaceの公式ページは、Gmailでスレッドの要約や下書きの作成、Googleドキュメントで空白のページからの文書作成ができると書いています。同じページは、Geminiの機能がBusiness StandardとEnterpriseに含まれるとしています。

日本語でも使えますか。

Gemini アプリのヘルプは「Gemini ウェブアプリは現在、40 を超える言語に対応しており、230 を超える国と地域で利用できます。」と書いており、日本語はその一覧に入っています。モバイルアプリの対応言語と対応国は、別に案内されています。

他のAI検索サービスとの比較はどこで見られますか。

AI検索エンジンの比較で、Google・OpenAI・Anthropic・Perplexityの公式ドキュメントを同じ観点で並べています。この記事はGemini1つに絞り、モデルの種類と料金、Googleの製品との連携を扱っています。

関連する出典

この記事の根拠にした一次情報(=発表元がみずから出している資料)です。

  1. Models | Gemini API(Google AI for Developers)(新しいタブで開く)https://ai.google.dev/gemini-api/docs/models
  2. Gemini Developer API pricing(Google AI for Developers)(新しいタブで開く)https://ai.google.dev/gemini-api/docs/pricing
  3. Google AI プラン(gemini.google)(新しいタブで開く)https://gemini.google/subscriptions/
  4. AI in Google Workspace(Google Workspace 公式)(新しいタブで開く)https://workspace.google.com/solutions/ai/
  5. Search's I/O 2026 updates: AI agents and more(Google 公式ブログ)(新しいタブで開く)https://blog.google/products-and-platforms/products/search/search-io-2026/

この記事に出てくる用語

生成AI検索
AIが対話形式で答えそのものを返す、新しい検索のかたち。
AI検索
生成AIを使って答えを導く検索の総称。
ハルシネーション
AIが事実でないことを、もっともらしく答えてしまう現象。
Gemini
Googleの生成AI(対話型AI・モデル群の総称)。Google検索と連携(grounding)して、最新情報を出典付きで返せます。
Google AI Overviews(AI概要)
Google検索結果の最上部に出る、複数サイトの情報をまとめたAI生成の要約。旧SGEの後継で、日本でも展開済み。

執筆者紹介

上席研究員

中村 仁紀

「GMO AI最適化ブースト」のAIO/GEOコンサルタント 兼 GMO AI検索ラボ 上席研究員。生成AIに引用・推奨されるためのウェブサイトの最適化を支援します。

プロフィールを見る
READ MORE

このテーマの記事を読む

RELATED

CONTACT US

お問い合わせ

調査・取材・共同研究のご相談を承ります。

FOLLOW US

最新情報をチェック

新着のレポートと研究員コラムをお知らせします。

調査レポート日本のAI検索 実態レポート 第1回:通信キャリア編