AI検索とは、 答え その ものを 出典つきで 返す検索です。 従来の 検索が リンクの 一覧を 返すのに 対し、 AI検索は 文章で 書かれた 答えと、 その 根拠に なった URLを 返します。 問いを 受け取り、 ウェブを 探し、 見つけた 内容を 根拠に 文章を 作り、 引用元を 添える。 この 流れは 各社で ほぼ共通です。 「AI検索」と 一括りに すると 実態を 見誤ります。 この 調査が 100問を 毎日 6つの モデルへ 投げ続けた 2万9,582件の 回答を 数えると、 出典を 付けた 割合は ChatGPT (検索 あり)の 98.8%から Google AI Overviewの 69.4%まで 開き、 ウェブ検索を 使わない 2モデルは 0%でした。 同じ 「AI検索」と いう 言葉で 語られている ものの 中身は、 根拠の 出し方の 時点で 別物です。 AI Overviewは 3割近く 「答えない」。 Google AI Overviewは 4,730件の 回答の うち28.9%が 空回答でした。 他の 5モデルの 空回答率は 0.0%から 3.1%にとどまる。 答えが 出た ときの 平均文字数も 159字で、 最も 長い Gemini (検索 あり)の 2,702字の 17分の 1です。 AI検索は 必ず 答えを 返す、と いう 前提は 説明できませんでした。 以下、 この 3つを 実測で 裏づけていき、 本文で 使う 数字は すべて、 GMO AI検索ラボが 自分で 集めた 一次 データ (自分たちで 直接集めた、 よそには ない データ)から 出した ものです。 外部の 調査や 推計は 使っていません。 例外は メタ情報の 表に 載せた 月間検索ボリュームで、 これは 外部の キーワード調査ツールの 計測値であり、 本文の 主張には 一切 使っていません。
図1:RAG (検索拡張生成)は 外部の 文書を 探してから 答えを 組み立てる。
拡大図1:RAG(検索拡張生成)は外部の文書を探してから答えを組み立てる。
閉じる 出所:GMO AI検索ラボ 図2:指標が 異なる ため単純比較は できない。 いずれも 各社の 公表値。
拡大図2:指標が異なるため単純比較はできない。いずれも各社の公表値。
閉じる 出所:GMO AI検索ラボ AI検索の 中で 起きている ことは、 次の 4つの 段階に 分けて 説明できる。
図3:上位表示を 競う 場から、 答えの 根拠と して 引用されるかを 競う 場へ 移る。
拡大図3:上位表示を競う場から、答えの根拠として引用されるかを競う場へ移る。
閉じる 出所:GMO AI検索ラボ 段階 何が 起きるか 従来の 検索との 違い 1. 問いを 受け取る 利用者が 打った 文章を そのまま 受け取ります。 キーワードの 並びではなく、 文章と して 意味を 読み取ります 従来の 検索は 語の 一致を 手が かりに する。 AI検索は 文章の 意味を 手が かりに する 2. ウェブを 探す 受け取った 問いを 検索用の 語に 組み替え、 ウェブを 検索する。 1回の 問いに 対して 複数の 検索を 走らせる こともあります 利用者が 検索語を 考える 工程を、 AIが 肩代わりしている 3. 答えを 作る 見つけた ページの 中身を 読み取り、 それを 根拠と して 文章を 組み立てる 従来の 検索は ページを 読みません。 並べるだけです 4. 引用元を 添える 根拠と して 使った ページの URLを、 回答の そばに 出す 従来の 検索では、 リンク その ものが 結果です。 AI検索では、 リンクは 答えの 裏づけと して 添えられる
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この 4段階の うち、 事業会社に とって 重要なのは 2と4であり、 2で 自社の ページが 見つけられなければ、 そも そも 根拠の 候補に 入りません。 4で 自社の URLが 添えられなければ、 答えを 読んだ 人が 自社へた どり着く 経路が 消える。
2と 3を まとめて 指す 言葉が RAG (外部の 文書を 検索して 取り込んでから 答えを 作るしく み)です。 生成AIは 学習した ときの 知識しか 持っていないので、 そのまま 答えさせると 古い 内容や、 もっと もらしいだけの 内容を 返します。 そこで 答えを 書く 前に 検索を 挟み、 見つけた 文書を 材料と して 渡していると 考えられ、 この 一手間を 入れる 設計を RAGと 呼びます。
RAGを 使っているか どうかは、 外から 見ても 分かり、 回答に 出典URLが 付いていれば、 その モデルは 検索を 挟んで おり、 付いていなければ、 学習済みの 知識だけで 書いています。 GMO AI検索ラボの 定点観測では、 ウェブ検索を 使わない 設定の 2モデルは 出典率が 0%で、 これは 検索を 挟んでいない ことの 直接の 証拠に なります。
AI検索の 話は 言葉が 揺れやすく、 この 記事では 次の 意味で 使います。
言葉 この 記事での 意味 AI検索 問いに 対して、 AIが 文章で 答えを 返し、 その 根拠と なる URLを 添える 仕組みを 指す モデル AIの 中身に あたる、 答えを 作る プログラムの 単位を 指します。 同じ 製品名でも、 ウェブ検索を 使う 設定と 使わない 設定は 別の モデルと して 数えます 出典 AIが 回答の 根拠と して 挙げた URLを 指します。 回答の 下部や 文中に リンクと して 出ます 出典率 その モデルが 返した 回答の うち、 出典が 1件以上 付いていた 回答の 割合を 指す 空回答 問いを 投げても、 回答 その ものが 返って こない、 または 中身の ない 回答が 返る 状態を 指す AI Overview Google検索の 結果 ページの 上部に 出る、 AIに よる 要約を 指す AI Mode Google検索の 中に ある、 AIとの 対話形式で 調べられる タブを 指す 定点観測 同じ 問いを、 同じ 相手へ、 毎日 投げ続けて 記録する ことを 指す
RAGを 挟むことで、 AIは 学習した 時点より 後の 情報にも 答えられるようになり、 これが AI検索の 大きな 利点です。 一方で、 誤りが ゼロに なるわけでは ありません。 理由は 3つ あり、 それぞれ7章で 詳しく 書き、 ここでは 先に 結論だけ 置きます。 検索を 挟んでも、 AIは 根拠に 無い ことを 書く ことがあります。
そして、 そも そも 検索を 挟んでいない モデルも 実在し、 GMO AI検索ラボの 定点観測では、 ウェブ検索なしの 2モデルが 出典率0%のまま、 平均2,217字と 2,576字の 回答を 返し続けていました。 根拠を 示さずに 長い 文章で 言い 切ると いう 挙動が、 実測と して 確認できています。
「AI検索」と いう 言葉が 指す製品は、 話す人に よって 違い、 この 記事では、 この 調査が 実際に 毎日 測っている 6つの モデルを 対象に する。 測っていない ものに ついては 何も 言えないので、 範囲を 先に 確定させて おきます。
対象は、 OpenAIの ChatGPTと、 Googleの Gemini・AI Mode (=Google検索の 中に ある、 AIとの 対話形式で 調べられる タブ) ・AI Overview (=Google検索の 結果 ページの 上部に 出る、 AIに よる 要約)です。 ChatGPTと Geminiは、 ウェブ検索を 使う 設定と 使わない 設定の 両方を 測っているので、 モデルの 数と しては 6つに なり、 Perplexityや Microsoft Copilot、 Feloは 観測対象に 入っていないため、 この 記事は この 3つに ついて 何も 述べない。
サービス 提供元 提供のかたち 出典の 付き方 (この 調査実測) ChatGPT (検索 あり) OpenAI チャットの 画面で 質問すると、 必要に 応じて ウェブ検索が 走る 98.8%の 回答に 出典が 付きます。 1回答あたり5.1件と 少数精鋭 Google AI Mode Google Google検索の 中の 専用タブ。 対話形式で 詳しく 分析下げられる 95.2%の 回答に 出典が 付きます。 1回答あたり12.9件と 最も 多い Gemini (検索 あり) Google チャットの 画面で 質問すると、 必要に 応じて ウェブ検索が 走る 86.4%の 回答に 出典が 付きます。 1回答あたり8.4件 Google AI Overview Google 検索結果 ページの 上部に 自動で 出る 要約。 利用者が 選んで 使う ものでは ありません 69.4%の 回答に 出典が 付きます。 ただし28.9%は 回答その ものが 出ない Gemini (検索なし) Google 学習済みの 知識だけで 答える 設定 0%。 出典は 1件も 付きません ChatGPT (検索なし) OpenAI 学習済みの 知識だけで 答える 設定 0%。 出典は 1件も 付きません
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この 表には、 利用 者数や 提供開始時期を 入れていません。 この 調査が 確認日つきで 確かめられた 公表値を 持っていないためであり、 裏の 取れない 数字を 並べるより、 自分で 測った 数字だけを 並べる ほうが 読者の 役に 立つと 判断した。
6モデルを 並べて 分かるのは、 1章で 書いた 4段階の 流れは どれも 同じで、 違いは 「どこに 出るか」と 「どれだけ根拠を 見せるか」に 集約されると いう ことです。
AI Overviewだけは 性質が 違い、 利用者が 「AIに 聞こう」と 決めて 開く ものではなく、 普通に 検索しただけで 勝手に 出てきます。 だから、 AIに 聞く つもりのない 人にも 届く 一方で、 回答は 短く、 出ない ことも 多い。 なお、 各モデルの 利用者数は この 調査が 測っておらず、 確認 日つきで 確かめられた 公表値も 持っていないので、 どれが いちばん 多いかは 書きません。 利用者から 見れば 「AI検索を 使った 覚えが ないのに、 AIの 答えを 読んでいる」 状態が 起きており、 この 点は 8章の 消費者調査の 数字と あわせて 読むと 理解しやすい。
もう ひとつ押さえて おきたいのは、 6モデルの うち4つが Googleの 提供であると いう 点であり、 ChatGPT以外は すべて Googleが 出しているが、 AI Mode・AI Overview・Geminiの 3つは 出典を 付ける 割合も、 1回答あたりの 出典数も、 回答の 長さも ばらばらです。 同じ 会社の 製品どうしでも 挙動は 揃いません。 提供元で まとめて 語る ことにも 意味は 無く、 モデル単位で 測るしか ありません。
ここから 先の 数字は、 すべて 次の 観測から 出しています。
項目 内容 対象期間 2026年5月19日から 2026年7月30日 (日本時間)。 5月は 試験運用の 期間で、 6モデルが 揃って 毎日 動き始めたのは 6月12日です 問いの 数 100問。 毎日、 同じ 問いを 投げる 問いの 作り方 質問文に 企業名・商品名を 一切 書きません。 AIが 自発的に 挙げる ものを 観測する ためです 対象モデル 本運用6モデル (ChatGPT検索あり・なし、 Gemini検索あり・なし、 Google AI Overview、 Google AI Mode) 総回答数 2万9,582件 (下の 月別3行を 足した数である) 月別の 回答数 (2026年5月) 7件。 試験運用の ため、 この 月だけ極端に 少ない 月別の 回答数 (2026年6月) 1万2,435件 月別の 回答数 (2026年7月) 1万7,140件 (7月30日時点) 保管場所 Google BigQuery gmo-nk-ai-search-lab.ai_query_output.query_answer。 BigQueryは、 Googleの クラウド上に 大量の データを ためて 集計する ための 保管庫です 集計から 除いた もの 試験目的で 投入した 他モデル (数件から 数百件)
エンジン 回答数 出典を 付けた 割合 空回答率 1回答あたり出典数 平均文字数 ChatGPT (検索 あり) 4,800 98.8% 0.0% 5.1 2,355字 Google AI Mode 5,181 95.2% 3.1% 12.9 1,123字 Gemini (検索 あり) 5,269 86.4% 0.7% 8.4 2,702字 Google AI Overview 4,730 69.4% 28.9% 6.7 159字 ChatGPT (検索なし) 4,800 0% 0.0% 0 2,217字 Gemini (検索なし) 4,802 0% 0.0% 0 2,576字
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対象期間は 2026年5月19日から 7月30日、 問いは 100問を 毎日、 対象は 本運用6モデルであり、 5月分は 試験運用の 7件だけなので、 この 表は ほぼ6月と 7月の 値です。
同じ 問いを、 同じ 日に、 6つの モデルへ 投げており、 それでも 出典を 付ける 割合は 0%から 98.8%まで 開いた。 この 開きが 意味するのは、 「AI検索は 根拠を 示す検索である」と いう 説明が、 モデルに よっては 説明できなかったと いう ことです。
事業会社に とっての 読み方は 2つ あり、 ひとつは、 追い かけるべき指標を モデルごとに 分ける 必要が あると いう こと。 AI Overviewは 「そも そも 表示されるか」、 AI Modeは 「12件前後の 候補群に 入れるか」、 ChatGPTは 「5件前後の 出典に 入れるか」で、 求められる 条件の 性質が まったく 違います。 1つの 「引用率」で 横並びに 比べると 判断を 誤ります。
もう ひとつは、 出典が 付かない モデルの 存在を 無視できないと いう ことだと 考えられ、 検索なしの 2モデルは 合計9,602件の 回答を 返しているが、 そこに 自社の URLが 載る 余地は 原理的に 無い。 載せる 対策ではなく、 AIが 学習済みの 知識と して 自社を どう 覚えているかと いう 別の 問題に なります。
同じ 製品で 検索 ありと 検索なしを 並べると、 変わる ものと 変わらない ものがはっきりする。
変わるのは 出典であり、 ChatGPTは 0%から 98.8%へ、 Geminiは 0%から 86.4%へ 跳ね上がる。 一方で、 回答の 長さは あまり 変わりません。 ChatGPTは 2,217字から 2,355字へ 6.2%増、 Geminiは 2,576字から 2,702字へ 4.9%増にとどまる。
つまり ウェブ検索は、 回答を 長く する ために 使われているのでは ありません。 回答の 中身を 裏づける ために 使われており、 検索を 切っても 文章の 量は ほぼ 同じだけ出てきます。 違うのは、 その 文章に 根拠が 付いているか どうかだけです。
出典を 付けた 割合の 高い 順に、 6モデルを 並べ、 集計日は 2026年7月30日、 対象期間は 2026年5月19日から 7月30日です。
順位 モデル 出典を 付けた 割合 この 順位に なる 理由 1位 ChatGPT (検索 あり) 98.8% 検索が 走った ときは ほぼ 必ず 出典を 添える 設計で、 空回答も 0.0%だった 2位 Google AI Mode 95.2% 1回答あたり12.9件と 多くの 情報源を 並べる 設計で、 出典が 付かない 回答が 少ない 3位 Gemini (検索 あり) 86.4% 回答は 6モデルで 最も 長い 2,702字だが、 根拠を 示さずに 書き切る 回答が 1割以上 ある 4位 Google AI Overview 69.4% 回答が 出た ときは 出典を 添えるが、 そも そも 28.9%は 回答が 出ない 5位 ChatGPT (検索なし) 0% ウェブを 見ないので、 出典を 付けようが ない 5位 Gemini (検索なし) 0% 同上。 両者を 分ける 差が 無いため同順とした
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この 順位は 「どの AIが 優れているか」を 示すものでは ありません。 根拠を どれだけ見せる 設計に なっているかを 示すものであり、 回答が 正しいか どうかは、 この 観測では 測っていません。
順位は 観測期間で 動き、 各社は モデルを 予告なく 更新する ため、 3か 月後に 同じ 順位である 保証は ありません。 だから この 記事では、 順位の そばに 集計日を 書いており、 数字だけを 切り 取って 持ち歩かないで ほしい。
ここで いう 空回答とは、 問いを 投げても 要約 その ものが 画面に 出ない 状態を 指し、 回答が 短い ことではなく、 回答が 存在しない ことです。 AI検索は 問いを 投げれば 何か返す、と 思われが ちだが、 実測では そうなっていません。
モデル 回答数 空回答率 空回答が 出た ときの 見え方 Google AI Overview 4,730 28.9% 検索結果 ページの 上部に 要約が 出ず、 通常の リンク一覧だけが 並ぶ Google AI Mode 5,181 3.1% 対話の タブは 開くが、 中身の ある 回答が 返らない Gemini (検索 あり) 5,269 0.7% ほぼ 起きない ChatGPT (検索 あり) 4,800 0.0% 期間中に 1件も 起きていない ChatGPT (検索なし) 4,800 0.0% 期間中に 1件も 起きていない Gemini (検索なし) 4,802 0.0% 期間中に 1件も 起きていない
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対象期間は 2026年5月19日から 7月30日、 問いは 100問を 毎日 投げています。
AI Overviewだけが 突出しているのには 理由が あると 考えられます。 AI Overviewは 利用者が 呼び出すものではなく、 Googleが 「この 問いには 要約を 出した ほうが よい」と 判断した ときだけ出ます。 裏を 返せば、 AI Overviewに 載る こと自体が 競争条件に なると 考えられ、 載る 載らない 以前に、 そも そも 枠が 出ない 問いが 3割近く ある。
さらに、 出た ときの 回答は 平均159字にとどまり、 他の 5モデルが 1,123字から 2,702字である ことと 比べると、 桁が 違います。 159字の 中に 自社の 名前が 入る 余地は、 2,702字の 回答と 比べて 格段に 狭い。 AI Overviewは、 AIに 聞く つもりのない 人にも 届く 一方で、 載れる 枠は 6モデルの 中で いちばん 小さい。 枠の 小ささは 実測した 平均文字数の 話であり、 届く 人数は この 調査が 測っていません。 この 非対称は、 施策の 優先度を 決める ときに 関わってきます。
観点 従来の 検索 AI検索 読者に とって 何が 変わるか 結果の 見え方 リンクの 一覧が 並びます。 どれを 開くかは 自分で 決める 文章で 書かれた 答えが 1つ返る 選ぶ 手間が 減る 一方で、 選択肢を 見比べる 機会も 減る 情報の 出どころの 示され方 検索結果の リンク その ものが 出どころである 答えの そばに 出典URLが 添えられる。 添えられない 場合も あります 出どころを 確かめるには、 添えられた リンクを 自分で 開く 必要が ある クリックの 要否 情報を 得るには クリックが 要る 答えだけ 読んで 終われる 場合が ある サイト側から 見ると、 読まれても 訪問されない 状態が 起きる 最新情報の 反映 検索した 時点の 索引が 返る ウェブ検索を 挟むモデルは 最新を 反映する。 挟まない モデルは 学習時点で 止まる どの モデルに 聞いたかで、 答えの 新しさが 変わる 誤りの 起き方 誤った 情報が 載った ページが 上位に 出る、と いう 形で 起きる AIが 根拠に 無い ことを 書く、 古い 根拠を 引く、と いう 形で 起きる 誤りの 見つけ方が 変わります。 出典と 本文を 突き合わせる 作業が 要ります
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観点の 違いは、 答えの 長さに そのまま 出ます。 この 調査の 実測では、 平均文字数は Google AI Overviewの 159字から Gemini (検索 あり)の 2,702字まで、 およそ 17倍の 開きが あった。
同じ 「AI検索」でも、 159字の 要約を 読んでいる 人と、 2,702字の 解説を 読んでいる 人が おり、 前者は 従来の 検索結果 ページの 延長と して 使っており、 後者は チャットの 相手と して 使っており、 利用者の 体験と しては、 この 2つは ほとんど 別の 道具です。
従来の 検索と AI検索は、 置き換えの 関係ではなく 使い分けの 関係に あり、 出どころを 自分で 見比べたい とき、 複数の 立場の 情報を 並べて 読みたい ときは、 リンクの 一覧の ほうが 速い。 前提から 整理して ほしい とき、 複数の ページに またがる 情報を 1つに まとめて ほしい ときは、 AI検索の ほうが 速い。
事業会社の 側は、 どちらかに 賭けるのではなく、 両方で 見つかる 状態を 作るのが 現実的です。
生成AIは、 次に 来る 言葉と してもっと もらしい ものを 選んで 文章を 作り、 この 作り方は、 根拠と なる 文書を 渡しても 完全には 変わりません。 渡された 文書に 書かれていない ことを、 文章の つながりと して 自然だからと いう 理由で 書いてしまうことがあります。
この 挙動が 最も 強く 出るのが、 検索を 挟まない モデルです。 GMO AI検索ラボの 定点観測では、 ウェブ検索なしの 2モデルが 出典率0%のまま、 平均2,217字 (ChatGPT)と 2,576字 (Gemini)の 回答を 返していました。 根拠を 1件も 示さずに、 2,000字を 超える 文章で 言い 切っており、 これは 誤りが 起きていると いう 意味ではなく、 誤りが 起きても 外から 検証できないと いう 意味です。
検索を 挟めば 消えるわけでもありません。 スタンフォード大学の 研究チームは、 法律の 調査に 使われる 商用の AIツールを 対象に、 判例や 条文を 検索して 渡してから 答えさせる 作り、 つまり 1.2で 説明した RAGを 備えた 製品でも、 誤りが 17%から 33%の 割合で 残る ことを 実測しています。 製品の 側は 「作り話は 出ない」と 説明していたが、 実測は そのとおりに ならなかった。 出典は Magesh, Surani, Dahl, Suzgun, Manning, Ho 「Hallucination-Free? Assessing the Reliability of Leading AI Legal Research Tools」 (https://arxiv.org/abs/2405.20362 、 2026年8月13日確認)です。 2024年5月30日に 公開され、 2025年に Journal of Empirical Legal Studiesへ 掲載されています。 対象は 英語圏の 法律分野で、 この 調査が 観測した 日本語の 6モデルとは 条件が 違い、 ここでは 数字を 借りるのではなく、 根拠と なる 文書を 渡す作りに しても 誤りは 残る、と いう 事実の 裏づけと して 使います。
ウェブ検索を 挟んでも、 取り出してくる ページが 最新とは かぎりません。 数年前に 書かれた 記事が 上位に 残っていれば、 それが 根拠に なる 可能性が あり、 料金や 仕様のように 変わりやすい情報ほど、 この 影響を 受ける。
新しい ものが 常に 優先される わけではない、と いうのは Google自身の 説明でもあります。 検索セントラル 「Google 検索ランキング システムの ご紹介」は、 鮮度の 高い 内容が 期待される 検索の ときに、 それを 上位に 出すための システムを 導入していると 書いています。 公開された ばかりの 映画に ついて 調べる 人は、 制作が 始まった ころの 記事ではなく 最近の 批評を 求めているはずだ、と いう 例が 添えられている (https://developers.google.com/search/docs/appearance/ranking-systems-guide?hl=ja 、 ページの 最終更新は 2025年12月10日、 この 調査が 確認したのは 2026年8月13日)。 裏を 返せば、 鮮度が 期待される 検索だと 判断されない 問いでは、 古い ページが そのまま 根拠に なりうる。
読者の 側の 対処は 単純で、 出典リンクを 開いて、 その ページの 更新日を 見る ことであり、 書き手の 側の 対処も 単純で、 自社の ページの 更新日を 明示し、 実際に 更新する ことです。
書き手の 側の 対処には 公式の 手引きが あります。 検索セントラル 「Google 検索で 署名日に 影響を 与える」は、 ユーザーに 表示される 日付を ページに 追加して 目立つ位置に 置き、 「公開日」や 「最終更新日」と いった 言葉で ラベルを 付ける ことを すすめています。 あわせて、 構造化データで Articleや BlogPostingを 使い、 datePublishedと dateModifiedの いずれか、 または 両方を 指定する ことも すすめています。 入れるのは ページに 書かれている 出来事の 日付ではなく、 ページ自体の 公開日か 更新日である (https://developers.google.com/search/docs/appearance/publication-dates?hl=ja 、 ページの 最終更新は 2025年12月10日、 この 調査が 確認したのは 2026年8月13日)。
3つ目が 見つけに くく、 出典は 付いているのに、 その 出典の 中身と 回答の 本文が 対応していない 場合が あり、 AIが 解説の 材料と して ページを 読み、 そのうえで 別の 結論を 書く ことは 起こりうる。 出典が 付いていると いう 事実は、 その 出典が 結論を 支えている ことを 保証しません。
これは 実測されています。 Liu, Zhang, Liangの 研究は、 出典を 付けて 答える 4つの サービスの 回答を 人手で 確かめ、 付いていた 出典の うち、 その文を 実際に 支えていたのは 74.5%だったと 報告しています。 4件に 1件ほどは、 出典を 開いても その文の 根拠に なっていません。 出典で 裏づけられていた 文と なると 51.5%にとどまる。 出典は Liu, Zhang, Liang 「Evaluating Verifiability in Generative Search Engines」 (https://arxiv.org/abs/2304.09848 、 2026年8月13日確認)です。 2023年4月に 公開された 調査で、 対象は Bing Chat・NeevaAI・Perplexity.ai・YouChatの 4つであり、 この 調査が 観測した 6モデルとは 対象も 時期も 違うので、 いまの 数字と してではなく、 この 現象が 実在する ことの 裏づけと して 使います。
3つとも、 確かめ方は 同じです。
回答の そばに ある 出典リンクを 開きます。 回答に 書かれていた 数字や 固有名詞を、 その ページの 中で 検索する。 見つからなければ、 その 部分は 根拠が 確認できていない ものと して 扱います。 見つかったら、 その ページの 更新日を 確かめる。 手間は かかるが、 判断が 金銭や 健康に 関わる 問い ほど、 この 4手順を 省かない ほうが よい。
ここまでは 「AIが どう 振る 舞うか」の 話であり、 ここからは 「人が どれだけ 使っているか」を、 この 調査の 独自消費者調査から 見ます。 調査期間は 2026年5月29日から 6月9日、 インターネット調査、 対象は 15歳から 59歳の 男女であり、 母数は 事前予備調査 (=この 調査の 対象者を 絞り込むために、 先に 広い 母集団へ 行う 調査)が 9,036人、 この 調査が 1,667人です。
事前予備調査9,036人に AI Overviewを 知っているかを 尋ねた 結果です。
回答 割合 知っており、 よく 見る 19.6% 知っており、 たまに 見る 22.0% 知っているが、 ほとんど 見ない 11.8% 知らなかった (全く 見た ことがない) 46.6%
「よく 見る」と 「たまに 見る」を 合わせた 41.6%が、 中身まで 読んでいる層であり、 「ほとんど 見ない」を 足した 53.4%が、 存在は 知っている 層に なります。 一方で 46.6%は 存在すら 知りません。 この 調査の 枠、 つまり 15歳から 59歳の インターネット利用者に 限れば、 半分 近くが AI Overviewを 認識していません。 この 値を 日本の 検索利用者全体 へ 広げて 読むことは できません。
ここで 6章の 話と つながり、 AI Overviewは 利用者が 呼び出すものではないので、 見ている 本人が 「AI検索を 使っている」と 認識していない 場合が あります。 認知していない ことと、 接触していない ことは 別です。
性年代 よく 見る たまに 見る 知っているが ほとんど 見ない 知らなかった 全体 19.6% 22.0% 11.8% 46.6% 男性・15歳以上 28.1% 15.6% 11.1% 45.1% 男性・20代 19.3% 19.5% 12.2% 49.0% 男性・30代 18.9% 24.9% 11.6% 44.6% 男性・40代 18.4% 23.5% 11.2% 46.9% 男性・50代 15.3% 24.2% 13.4% 47.1% 女性・15歳以上 41.0% 17.6% 5.7% 35.6% 女性・20代 18.4% 22.1% 13.5% 46.0% 女性・30代 17.6% 21.1% 12.4% 48.9% 女性・40代 15.6% 22.5% 10.4% 51.5% 女性・50代 15.1% 23.2% 14.2% 47.5%
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事前予備調査9,036人が 母数であり、 女性・15歳以上は 「よく 見る」が 41.0%と 突出して 高く、 「知らなかった」は 35.6%にとどまり、 それ以外の 層では 「知らなかった」が 44%から 52%を 占め、 認知率は 40%前後で 横並びに なります。 想定顧客が 10代の 女性中心なら 前提が 変わるが、 それ以外の 層では まだ 半数が 知らないと いう 前提で 設計した ほうが 外しません。
この 調査1,667人は、 AI Overviewを 普段利用している 人だけを 対象に しており、 この 層に 普段 使っている 生成AIツールを 尋ねると、 何かしら 使っている 人は 4分の 3ほどに の ぼった。 検索で AIの 要約を 目に する 層では、 AI検索と 生成AIチャットが 地続きに 使われ始めています。
ツール別の 内訳と 利用 頻度は、 この 記事では 扱いません。 別の 記事 「生成AIの 利用率」 へ 渡します。 母集団を 変えると 利用率が 大きく 動くと いう 論点も、 そちらで まとめて 書き、 この 記事は 概数に と どめる。
この 調査の 母集団は 「AI Overviewを 利用している 人」に 限られる。 したがって 4分の 3と いう 利用率は、 日本人全体の 生成AI利用率では ありません。 AI Overviewを 見ている 層の 中での値であり、 ここを 取り違えると 数字が ひとり歩きするので、 引用する ときは 母数と 条件を 添えて ほしい。
事前予備調査の 9,036人は 年齢と 性別で 割り付けた 一般の 回答者なので、 8.1節と 8.2節の 数字は より 広い 母集団の 値と して 読める。 ただしインターネット調査であり、 対象は 15歳から 59歳なので、 インターネットを 使わない 層と 60歳以上は 含まれない。
ここまでは、 どれだけ 使われているかの 話であり、 逆の 側も 見ておく 必要が あると 考えられます。
外部 ツールAhrefsで 2026年8月16日に 日本を 対象と して 調べると、 「google検索 ai いらない」が 月400回、 「google検索 ai オフ」が 月300回、 「google検索 ai 嘘 ばかり」が 月200回でした。 合わせて 月900回であり、 Google AIモードに ついても 同じ 傾向が あり、 「使えない」 「消し方」 「邪魔」と いった 止めたい側の 問いが、 合わせて 月1万3,300回ある。 いずれも Ahrefsの 推計であり、 この 調査が 測った 数字では ありません。
歓迎されているとは 限らない、と いう ことであり、 8.2節で 見た とおり、 事前予備調査9,036人の うち46.6%は AI Overviewを 知らないと 答えています。 知っている 層の 中にも、 消したいと 考えている 人が いる。
ここで、 使う 側から 止められる ものと 止められない ものを 分けて おき、 Googleの 公式ヘルプに よれば、 AI Overviewsは 機能 その ものを 無効に できません。 検索した あとに 「ウェブ」 フィルタを 選ぶと、 AIに よる 概要などの 機能が ない テキストの リンクだけが 表示される、と 書かれている (2026年8月16日確認)。 一方、 Google AIモードの ほうは Search Labsの 側で 止められ、 手順の 詳細は、 この 記事では 扱いません。 カテゴリー記事 「AI Overviews対策」の 11章に、 公式の 記述に 沿って 書いてある。
企業の 側から 見ると、 この 非対称は 前提を 変え、 読者が 要約を 消せないのであれば、 要約に 自社が 入っているか どうかが、 そのまま 接触の 有無に なります。 同時に、 5章で 見た とおり3割前後の 問いでは 要約その ものが 出ない。 出る 問いでは 避けられず、 出ない 問いでは 表示される 機会が 無く、 9章で 論点を 並べる 前に、 この 2つを 押さえておいて ほしい。
ここまでの 数字を 事業会社の 立場で 読み直すと、 論点は 1つに 絞られ、 AI検索を 便利な 道具と して 使う 話ではなく、 AIが 答えを 作る ときの 根拠と して 自社が 使われるか どうかの 話です。
従来の 検索では、 上位に 出れば 人が クリックして 訪問し、 AI検索では、 答えの 中に 社名が 書かれても、 出典リンクが 添えられなければ 訪問は 起きない。 逆に 出典に 挙がっても、 回答本文で 別の 会社が 推されている ことも あり、 引用される ことと、 推される ことは 別の 事象です。 この 2つを 分けて 測らないと、 施策の 効果が 読めない。
12業種別の 集計であり、 この 表だけは 対象期間が 違い、 2026年7月1日から 7月30日、 本運用6モデルの 合計で、 回答数は 1万7,140件です。 12業種の 質問セットが そろったのが 6月12日で、 1か 月まる ごと 同じ 100問で 回っている 月が 7月だけだからであり、 下の 12行を 足すと 1万7,140件に なり、 この 記事が 掲げる 総回答2万9,582件との 差1万2,442件は、 5月の 試験運用7件と 6月の 1万2,435件に あたる。
業種 回答数 出典を 付けた 割合 1回答あたり出典数 平均文字数 生命保険 1,370 64.2% 6.7 2,085字 スキンケア・美容 1,377 63.6% 6.6 1,838字 金融・クレジットカード 1,365 63.5% 6.6 1,935字 通信キャリア 1,377 63.1% 7.1 2,141字 銀行 1,368 62.5% 5.7 1,832字 OTC医薬品 1,366 61.4% 5.3 1,733字 不動産 1,369 56.7% 5.6 1,967字 スマホゲーム 1,371 56.2% 3.8 1,686字 教育 (資格・スクール・塾) 1,370 52.8% 5.5 2,041字 店舗・ローカル 2,059 50.6% 4.2 1,819字 国内旅行 1,373 49.1% 3.7 1,676字 自動車 1,375 46.5% 4.8 1,961字
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読み取れる ことは 3つある。
第一に、 お金・健康・美容に 関わる 業種ほど、 AIは 根拠を 示し、 生命保険・スキンケア・クレジットカード・ 通信が 上位に 並びます。 判断を 誤ると 損失が 大きい 領域で、 AIが 慎重に 振る 舞っていると 読める。
第二に、 自動車・国内旅行・店舗ローカルは 引用率が 低い。 特に 自動車は 46.5%で 最下位であり、 半分以上の 回答が 根拠を 示さずに 書かれており、 引用される こと自体が 難しいので、 引用を 取りに いく 施策の 効きが 弱い 可能性が あります。
第三に、 国内旅行と スマホゲームは 1回答あたりの 出典数が 3.7件から 3.8件と 少ない。 少数の 情報源に 依存していると いう ことなので、 そこを 押さえられた ときの 影響は 大きい。
AI検索対策の 優先度は、 業種を 横断して 一律には 語れない。 自社の 業種が どの 位置に あるかを 先に 確かめてから、 施策を 決めた ほうが よい。
AI検索で 引用される 側に 回る ための 取り組みには、 いく つかの 呼び名が あります。
呼び名 元の 言葉 指している もの AIO AI Optimization AI検索全般を 対象に、 引用されやすい 状態を 作る 取り組みを 指す GEO Generative Engine Optimization 生成AIの 回答に 載る ことを 目的に した 最適化を 指します。 海外の 研究で 使われ始めた 言い方です LLMO LLM Optimization 大規模言語モデルに 向けた 最適化を 指す
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3つとも 指している 中身は 大きく 重なっており、 業界で 定義が 固まっているわけでは ありません。 呼び名の 違いに こだわる 意味は 薄く、 具体的な 手法は 最適化カテゴリーの 記事で 扱います。
この 領域は まだ 動いており、 各社は モデルを 予告なく 更新し、 AI Overviewの 出方も 変わります。 ここに 書いた 数字は 2026年5月19日から 7月30日の 実測であり、 半年後に 同じ 数字である 保証は ありません。 この 調査では 同じ 問いを 毎日 投げ続けているので、 変化が あれば 数字で 捉えられ、 この 記事は 月次で 数字を 差し替える。
AI検索と 生成AIチャットは 何が 違うのか 答えを 作る 前に ウェブ検索を 挟むか どうかが 違います。 挟むものが AI検索で、 挟まない ものが 生成AIチャットです。 GMO AI検索ラボの 定点観測では、 ウェブ検索を 挟む4モデルは 69.4%から 98.8%の 回答に 出典が 付いたのに 対し、 挟まない 2モデルは 0%でした。 ただし 同じ 製品名でも 設定に よって 切り 替わるので、 製品名で 分ける ことは できません。 出典が 付いているか どうかで 見分けるのが 確実です。
AI検索は 無料で 使えるのか Google AI Overviewと Google AI Modeは、 Google検索を 使えば 追加の 費用なしで 触れられる。 ChatGPTと Geminiにも 無料で 使える 範囲が あります。 ただし各社の 料金体系は 頻繁に 変わる ため、 この 記事では 具体的な 金額を 書きません。 確認 日つきで 確かめられた 公表値だけを 載せる 方 針に している ためです。 金額は 各社の 公式ページで 確認して ほしい。
企業は まず 何から 始めれば よいのか 自社の 業種で AIが どれだけ根拠を 示しているかを 先に 測る ことです。 9.2節の とおり、 出典を 付けた 割合は 業種に よって 46.5%から 64.2%まで 開きます。 引用率が 低い 業種では、 引用を 取りに いくより、 AIが 根拠なしに 語っている 内容が 正しいかを 確かめる ほうが 先に なります。 測る 前に 施策を 決めると、 効かない 施策に 時間を 使うことになります。
AI Overviewに 出ないのは なぜか そも そも 枠が 出ていない 可能性が あります。 GMO AI検索ラボの 定点観測では、 AI Overviewは 4,730件の 回答の うち28.9%が 空回答でした。 問いに よっては、 Googleが 要約を 出さない 判断を しています。 自社が 選ばれていないのか、 AI Overviews その ものが 出ていないのかは 別の 問題なので、 先に 切り分けた ほうが よい。
AI検索の 数字は 自分でも 確認できるか この 記事の 数字は、 GMO AI検索ラボが 自分で 集めた 観測データから 出した もので、 社外に 公開している データセットでは ありません。 ただし観測の 条件 (対象期間、 問いの 数、 対象モデル、 総回答数)は すべて 本文に 書いてあるので、 同じ 条件で 観測すれば 近い 値が 得られるはずです。 条件を 揃えずに 比べると 値は 合いません。
検索なしの AIに 聞くのは 危険か 危険と いう より、 確かめる 手段が 無いと いう 言い方が 正確です。 GMO AI検索ラボの 定点観測では、 検索なしの 2モデルは 出典率0%のまま 平均2,217字と 2,576字の 回答を 返していました。 内容が 正しい ことも あれば、 間違っている こともあります。 違いは、 間違っていた ときに 読者が 気づけない ことです。 事実関係を 確かめたい 問いでは、 ウェブ検索を 挟む設定を 使う ほうが よい。
用語 説明 AI検索 問いに 対して AIが 文章で 答えを 返し、 その 根拠と なる URLを 添える 仕組みを 指す 生成AI 文章や 画像を 新しく 作り出すAIを 指す RAG 外部の 文書を 検索して 取り込んでから 答えを 作るしくみを 指す モデル AIの 中身に あたる、 答えを 作る プログラムの 単位を 指す 出典 AIが 回答の 根拠と して 挙げた URLを 指す 出典率 出典が 1件以上 付いていた 回答の 割合を 指す 空回答 問いを 投げても 回答 その ものが 返らない 状態を 指す AI Overview Google検索の 結果 ページの 上部に 出る、 AIに よる 要約を 指す AI Mode Google検索の 中に ある、 AIとの 対話形式で 調べられる タブを 指す 定点観測 同じ 問いを 同じ 相手へ 毎日 投げ続けて 記録する ことを 指す 一次 データ 自分たちで 直接集めた、 よそには ない データを 指す AIO AI検索で 引用されやすい 状態を 作る 取り組みを 指す YMYL 金銭や 健康など、 判断を 誤ると 損失が 大きい領域を 指す 事前予備調査 この 調査の 対象者を 絞り込むために、 先に 広い 母集団へ 行う 調査を 指す
この 記事で 使った 数字は、 次の 2つの 一次 データから 取っており、 一次 データとは、 この 調査が 自分で 直接集めた、 よそには 無い データを 指し、 原典に 無い 数字は 書いていません。 第7章だけは GMO AI検索ラボの 定点観測では 確かめられない 話を 扱う ため、 外部の 出典を 使っており、 4件とも 下に まとめて ある。
な お、 メタ情報の 表に 書いた 対象キーワード 「ai検索」の 月間検索ボリューム7,400は、 一次 データでは ありません。 外部の キーワード調査ツールで 計測された 値を、 ポータルの コラム管理表 portal/src/data/kw-sheet.ts の C1行に 記録してある ものです。 本文の 主張には 使っていません。
項目 内容 保管場所 Google BigQuery gmo-nk-ai-search-lab.ai_query_output.query_answer。 BigQueryは、 Googleの クラウド上に 大量の データを ためて 集計する ための 保管庫です リポジトリ内の 該当ファイル docs/research/prompt-observation-report-2026-07.md 対象期間 2026年5月19日から 2026年7月30日 (日本時間)。 最初に 動き始めた モデルが 5月19日で、 6モデルが 揃うのは 6月12日です 月別の 内訳 2026年5月が 7件、 6月が 1万2,435件、 7月が 1万7,140件。 5月は 試験運用の 期間で、 全体の 0.02%にとどまる この 記事で 使った 範囲 100問を 毎日、 本運用6モデルへ 投げた 総回答2万9,582件 この 記事で 使った 数値 モデル別の 回答数・出典を 付けた 割合・ 空回答率・1回答あたり出典数・平均文字数、 業種別の 同5項目 集計の 期間が 違う 数値 9.2節の 業種別12行だけは 2026年7月1日から 7月30日の 1万7,140件を 対象にした。 12業種の 質問セットが そろったのが 6月12日で、 1か 月まる ごと 同じ 100問で 回っている 月が 7月だけだからです 除いた もの 試験目的で 投入した 他モデル (数件から 数百件)
項目 内容 調査名 AI検索・従来検索の 関係 大調査 調査手法 インターネット調査 調査対象 事前予備調査は 15歳から 59歳の 男女。 この 調査は AI Overviewを 利用している 15歳から 59歳の 男女 調査期間 2026年5月29日から 2026年6月9日 有効回答数 事前予備調査 9,036人/この 調査 1,667人 (うち生成AI利用者 1,253人) 調査主体 GMO AI検索ラボ この 記事で 使った 数値 AI Overviewの 認知状況 (全体と 性年代別)、 および この 調査に おける 生成AI利用率の 概数 この 記事では 扱わない 数値 生成AIの ツール別シェアと 利用頻度の 内訳。 別の 記事 「生成AIの 利用率」 へ 渡した
第7章は 「AIが 何を 間違えるか」を 扱う章で、 誤りの 発生その ものは GMO AI検索ラボの 定点観測では 測っていません。 その ため、 この 章だけは 外部の 一次 資料を 根拠に しており、 いずれも この 調査の 数字と 混ぜず、 現象が 実在する ことの 裏づけと して 使っています。
使った 節 出典 URL 確認日 7.1 Magesh, Surani, Dahl, Suzgun, Manning, Ho 「Hallucination-Free? Assessing the Reliability of Leading AI Legal Research Tools」 (2024年5月30日 公開、 2025年に Journal of Empirical Legal Studies掲載)。 検索して 渡した 文書を もとに 答える 商用ツールでも、 誤りが 17%から 33%残る ことを 実測しています https://arxiv.org/abs/2405.20362 2026年8月13日 7.2 Google 検索セントラル 「Google 検索ランキング システムの ご紹介」。 鮮度の 高い 内容が 期待される 検索の ときに、 それを 上位に 出すための システムを 導入していると 説明しています。 ページの 最終更新は 2025年12月10日 https://developers.google.com/search/docs/appearance/ranking-systems-guide?hl=ja 2026年8月13日 7.2 Google 検索セントラル 「Google 検索で 署名日に 影響を 与える」。 ユーザーに 表示される 日付を ページの 目立つ位置に 置く こと、 構造化データの datePublishedと dateModifiedの いずれか、 または 両方を 指定する ことを すすめています。 ページの 最終更新は 2025年12月10日 https://developers.google.com/search/docs/appearance/publication-dates?hl=ja 2026年8月13日 7.3 Liu, Zhang, Liang 「Evaluating Verifiability in Generative Search Engines」 (2023年4月公開)。 出典を 付けて 答える 4つの サービスを 人手で 確かめ、 出典が その文を 実際に 支えていたのは 74.5%、 出典で 完全に 裏づけられた 文は 51.5%だったと 報告しています https://arxiv.org/abs/2304.09848 2026年8月13日
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8.5は 「使うのを やめたい 人も いる」と いう 節で、 この 調査では この 受け止め方を 測っていません。 その ため外部の 資料を 根拠に しています。
使った 内容 出典 URL 確認日 AI Overviewsは 機能 その ものを 無効に できない こと、 検索した あとに ウェブフィルタを 選ぶと AIに よる 概要などの 機能が ない テキストの リンクだけが 表示される こと Google 検索 ヘルプ 「Google 検索の AI に よる 概要で、 情報を すばやく 簡単に 見つける」 https://support.google.com/websearch/answer/13572151 2026年8月16日 止めたい側の 検索回数 ( 「google検索 ai いらない」400、 「オフ」300、 「嘘 ばかり」200、 AIモードの 止めたい 側が 合わせて 1万3,300) 外部 ツールAhrefsの 検索ボリューム。 2026年8月16日に 日本を 対象と して 取得した 推計であり、 GMO AI検索ラボの 定点観測値では ありません — 2026年8月16日
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先に 限界を 書いて おきます。
Perplexity、 Microsoft Copilot、 Feloは 観測していません。 定点観測の 対象に 入っていないため、 この 記事は この 3つに ついて 何も 言えません。 回答の 正しさは 測っていません。 測っているのは 出典が 付いたか どうか、 何件付いたか、 何字書いたかであって、 書かれた 内容が 事実か どうかは 検証していません。 引用の 表示順は 取れていません。 回答の 中で 何番目に 挙げられたかの 情報を 持っていないため、 「早い 位置で 引用されているか」は 扱えません。 観測は 日本語の 問い ・ 日本市場に 限っています。 英語圏で 同じ 結果に なるかは 分かりません。 モデルは 観測期間中に 更新されている 可能性が あります。 各社は モデルを 予告なく 更新する。 期間中に 挙動が 変わっていたとしても、 それを 切り分ける 手段を こちらは 持っていません。 消費者調査の この 調査は 母集団が 限られる。 AI Overviewを 利用している 人だけが 対象なので、 日本人全体の 値と しては 読めない。 AI検索を どう 受け止めているかを、 この 調査では 調べていません。 8.5で 挙げたのは 外部 ツールの 検索回数の 推計で、 実際に 何人が どう 感じているかを 聞いた 調査では ありません。 「消したい」と 検索した 人が 全員AI検索を 嫌っているとも 限りません。 止め方の 手順を 自分の 画面で 確かめていません。 8.5に 書いたのは Googleの 公式ヘルプの 記述です。 項目 内容 発行 GMO AI検索ラボ 運営 GMO NIKKO 執筆担当者 (未定。 コンテンツ管理表 portal/src/data/kw-sheet.ts の C1行の author が 「未割当」の ため、 確認できた 氏名が ありません。 公開前に 埋める) 監修者 (未定。 監修体制を 確認できていない ため 空欄とする。 公開前に 埋める) 初出 2026年8月8日 (この 版が 書き直しの 初稿) 最終更新 2026年8月17日 (9.2の 業種別の 表だけ対象期間が 違う ことを 明記し、 メタ情報の 分量を 数え直し、 検索ボリュームが 外部の キーワード調査ツールの 推計である ことを 書き足した) 更新の 方 針 月次。 定点観測の 月次集計が 出たら 6モデルの 数字を 差し替え、 更新日も 書き換える
公開前に 埋める 必要が ある 項目:執筆担当者の 氏名、 監修者の 氏名と 肩書き、 著者プロフィールページの URL、 GMO NIKKOの 正式な 法人名表記、 ロゴ画像の URL。 いずれも 現時点で 確認できていないため、 この 記事および下の JSON-LDでは 空欄にして あり、 推測で 埋めていません。
この 記事の 数字は、 GMO AI検索ラボが 自分で 集めた 実測であり、 母数と 期間は 「データの 出どころ」に 書いており、 数字は 毎月 測り直しているので、 引用する ときは 集計期間を 添えてください。