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AI検索エンジン比較|主要4社の違いとおすすめを公式仕様で整理

AI検索エンジンを、Google・OpenAI・Anthropic・Perplexityの公式ドキュメントと、調べ方と分母の書かれた第三者の調査・論文だけで比べました。出典の示し方、無料の範囲、対応言語、クローラーの止め方を軸ごとに並べています。順位は付けていません。

同じ問いをChatGPTとGeminiとPerplexityに投げても、返ってくる答えは違います。出典のリンクが並ぶものもあれば、文章だけを返すものもあります。

ウェブを検索した結果をもとに文章で答えを返す製品を、まとめてAI検索エンジンと呼びます。ただし、全サービスを同じ条件で測った数字は公表されていないので、総合1位は置きません。

この記事では、従来の検索エンジンとの違いと、3つのタイプをご紹介します。そのうえで、料金、日本語への対応、出典の示し方、クローラーの止め方を比べ、用途ごとの向き不向きまで並べます。

1. AI検索エンジンとは?

AI検索エンジンとは、質問を受け取ってから実際にウェブを検索し、その結果を根拠にして文章の答えを返す製品を指します。検索するところから答えを書くところまでを1つの製品の中で行う点が、学習した内容だけで答えるチャットとの違いです。

図1:AI検索の利用率ではなく、従来の検索エンジンのシェアである。日本ではGoogleが6割を超えている。

日本の検索エンジンのシェア(2026年8月)
日本の検索エンジンのシェア(2026年8月)

図1:AI検索の利用率ではなく、従来の検索エンジンのシェアである。日本ではGoogleが6割を超えている。

出所:GMO AI検索ラボ

比べるのは、GoogleのAI による概要とAI モード、Geminiの3つと、ほかの3社の製品です。3社の製品は、OpenAIのChatGPT、AnthropicのClaude、Perplexityです。6つとも、答えの根拠にしたページを示すことが、提供元の公式ドキュメントに書かれています。ただしGemini アプリのヘルプは、すべての回答にソースが付くわけではないとしています。AI検索という言葉そのものの意味は、AI検索とは何かで整理しています。

日本での土台になっている数字

Statcounter Global Statsが自社のタグの入ったサイトのページビューから集計した値では、2026年8月の日本の検索エンジンのシェアは、Googleが63.02%、bingが28.29%、Yahoo!が6.96%でした。この値は従来の検索エンジンのシェアで、AI検索そのものの利用率ではありません。GoogleのAI による概要とAI モードは、このうちGoogleの検索で使う機能です。

総務省の「令和7年版 情報通信白書」によると、日本で生成AIサービスを使ったことがあると答えた人の割合は、2024年度調査で26.7%、20代では44.7%で、2023年度調査の9.1%から増えました。2024年度調査は総務省が2025年1月から2月にインターネットで実施したもので、白書の付注1によると日本の有効回答は1,030人です。20歳未満と70歳以上は、この調査の対象から外れています。26.7%は生成AIサービス全体の数字で、AI検索に限った利用率ではありません。

GoogleはGoogle Japan Blogで、AI モードの日本語での提供開始を告知しています。同じブログには、AI による概要の提供が日本を含む6か国へ広がるとも書かれていますが、時期は「今後、数週間かけて段階的に展開する予定です」とあるだけです。そのため、AI による概要の日本での提供開始日は、このブログの記述からは特定できません。

2. AI検索エンジンと従来の検索エンジンの違い

従来の検索エンジンとAI検索エンジンを出る場所・答えの返り方・出典の示し方・向く場面の4つの観点で比べると、違いがはっきり出るのは答えの返り方と出典の示し方です。従来の検索エンジンはリンクの一覧を返し、どのページを開くかを読む人に選ばせます。AI検索エンジンは文章で答えを返し、その答えの根拠になったページへのリンクを添えます。

図2:要約に出会った訪問では、リンクが押される割合がおよそ半分になる。出典が付いても、そこへ移動するとは限らない。

AIの要約が出たときに検索結果のリンクが押された割合
AIの要約が出たときに検索結果のリンクが押された割合

図2:要約に出会った訪問では、リンクが押される割合がおよそ半分になる。出典が付いても、そこへ移動するとは限らない。

出所:GMO AI検索ラボ

従来の検索エンジンとAI検索エンジンの違い。出る場所と出典の示し方は各社の公式ドキュメントの記載による(2026年9月2日確認)

観点従来の検索エンジンAI検索エンジン
出る場所検索結果のリンクの一覧検索結果の画面に出るもの(AI による概要)と、専用のタブやアプリで使うもの(AI モード・ChatGPT・Claude・Perplexity)に分かれる
答えの返り方ページの題名と抜粋が並び、読む人が開いて確かめる質問に対する文章が返り、そのあとに根拠のリンクが並ぶ
出典の示し方結果そのものがリンク答えの中や末尾に引用として付く。OpenAIはAPIを使う側に、クリックできる形で見せることを求めている
向く場面一次情報のページを自分で選びたいとき、公式の原文をそのまま読みたいとき前提の分からない話を短くつかみたいとき、条件を足しながら聞き直したいとき

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表の向く場面の行を読み比べると、公式の原文をそのまま読みたい調べ物には従来の検索エンジンが、前提の分からない話を短くつかみたい調べ物にはAI検索エンジンが向きます。同じ調べ物でも、前提をつかむ段と原文を確かめる段で2つを使い分けると、進めやすいと考えられます。

出典が付いても、そこへ移動するとは限らない

Pew Research Centerは、閲覧記録の提供に同意した米国の成人900人について、2025年3月の1か月分を分析しています。この分析では、AIの要約が出た訪問のうち従来の検索結果のリンクが押されたのは8%、要約が出なかった訪問では15%でした。割合の分母は人ではなく訪問の数で、同じ問いを要約ありと要約なしの両方で試した結果ではありません。

Pewと同じ900人の閲覧記録を使った論文(arXiv:2608.04831)もあります。arXiv(=査読を通る前の論文を公開する場)で公開されたこの論文は、AI による概要の中で引用されたページが押されたのは、AI による概要が出た訪問の約1%だったと報告しています。この論文は査読を通っていないため、約1%を確定した値としては扱えません。それでも、答えの中で自社のページが引用されることと、そのページが実際に開かれて読まれることは、分けて考える必要がありそうです。

検索結果の画面だけで調べ物が終わる動きと、載る側が取れる対策は、AI による概要への対策で扱っています。

3. AI による概要の仕組み

AI による概要は、Google 検索の結果の画面に、AIが生成した答えを出す機能です。この機能の説明は、Google 検索ヘルプ「Google 検索の AI による概要で、情報をすばやく簡単に見つける」にあります。同じヘルプによると、検索結果には、主な情報と関連リンクを載せたAI生成のスナップショット(=問いに合わせてAIが作る短い要約)が表示されます。

図3:AI による概要は検索結果の画面に自動で出るもので、AI モードには年齢とアカウントの条件が付く。

AI による概要とAI モードについて公式ヘルプが書いていること
AI による概要とAI モードについて公式ヘルプが書いていること

図3:AI による概要は検索結果の画面に自動で出るもので、AI モードには年齢とアカウントの条件が付く。

出所:GMO AI検索ラボ

AI による概要が検索結果の画面に自動で出るのに対して、AI モードは自分でタブを切り替えて使う機能です。同じヘルプには、AI による概要からAI モードでのより深い会話へそのまま移れるようになったとも書かれており、2つの機能は行き来できる形になっています。

AI による概要を外して、従来どおりのリンクの一覧だけを見ることもできます。同じヘルプは、そのための操作として「検索を行った後に[ウェブ フィルタ]を選択できます」と案内しています。

AI モードには利用条件がある

AI モードを使うには、どのような条件があるのでしょうか。Google 検索ヘルプ「Search Labs の「AI モード」」の「ご利用条件」には、AI モードを使うための条件が2つ書かれています。条件の1つめは年齢で、18歳以上が求められています。2つめはアカウントで、自分で管理する個人のGoogle アカウントが必要です。

同じページには、現在のところSearch Labs と試験運用版の機能は、Google Workspace for Education アカウントを含むGoogle Workspace アカウントでは利用できないとも書かれています。そのため、会社から配られたGoogle Workspace アカウントでは、AI モードを使えない場合があります。社内でAI モードを使う前に、使うアカウントが個人のGoogle アカウントか、Google Workspace アカウントかを確かめてください。

載る側に追加の作業は求められていない

AI による概要やAI モードの答えに自社のページを出すために、新しい書き方を足す必要があるかについて、Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」は次のように書いています。

AI による概要や AI モードでコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません。

出典:Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」(2026年9月2日確認)(新しいタブで開く)

「AI 機能とウェブサイト」のページは、AI 機能に出る条件を3つだけ挙げています。1つめはページがインデックス(=検索エンジンがページを登録しておく索引)に入っていること、2つめはGoogle 検索でスニペット(=検索結果に出るページの抜粋)が表示されることです。3つめは、検索の技術的要件を満たすことです。

「AI 機能とウェブサイト」のページは、機械が読むための特別なファイルも、特別な schema.org の構造化データ(=ページの内容を検索エンジンへ伝える決まった書式)も、新たに作る必要は無いとしています。llms.txt(=AIに読ませるためにサイトの概要を書いておくテキストファイル)については、Google 検索セントラルの「生成 AI 検索向けの最適化ガイド」が名指しで触れています。このガイドによると、Googleは「それらを使用しないため」、llms.txtを新たに作る必要はありません。

載る側が先に取り組むのは、特別な書き方を足すことより、クロールとインデックスの土台をそろえることだと読めます。

4. AI検索エンジンの3つのタイプ

製品は1つずつ覚えるより、分け方を先に持っておくほうが、新しいサービスが出たときに自分で位置づけられます。ウェブ検索を伴うAI検索エンジンは、使う画面と作られた目的で、3つのタイプに分けられます。

図4:調べ物のために作られた製品と、チャットに検索が付いた製品と、検索の画面に出る製品に分かれる。

AI検索エンジンの3つのタイプ
AI検索エンジンの3つのタイプ

図4:調べ物のために作られた製品と、チャットに検索が付いた製品と、検索の画面に出る製品に分かれる。

出所:GMO AI検索ラボ
  1. 検索専用型。調べ物のために作られていて、答えの下に出典が並ぶ。Perplexityがこの型にあたる。
  2. 汎用AIに検索機能が付いた型。ChatGPT・Gemini・Claude・Microsoft Copilotのように、チャットの流れの中でウェブを検索する。
  3. 検索の画面に組み込まれた型。GoogleのAI による概要とAI モードのように、検索結果のページやタブとして出る。

3つのタイプごとに、公式ページで存在を確かめたサービス、向く用途、使うときに注意する点を並べました。

3つのタイプ。サービスは各社の公式ページで存在を確かめたものだけを載せている(2026年9月2日確認)

タイプ公式ページで存在を確かめたサービス向く用途注意する点
検索専用型Perplexity出典を並べて調べ、根拠のページを自分で開きたいとき利用者の求めで動くクローラーは、robots.txtのルールを通常は無視すると公式が書いている
汎用AIに検索機能が付いた型ChatGPT、Gemini、Claude、Microsoft Copilotチャットの続きで調べ、資料の作成までつなげたいときウェブ検索が有効かどうかで答えの作り方が変わる。会社の契約では管理者の設定が要る場合がある
検索の画面に組み込まれた型AI による概要、AI モード検索の画面から離れずに、短くつかみたいときAI モードは18歳以上と個人のGoogleアカウントが条件で、Google Workspace アカウントでは現在のところ使えないと公式が書いている

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3つのタイプの境目は、製品の更新で動くことがあります。汎用のAIにあとから検索が付いたように、同じ製品でも使える機能は変わります。名前が同じでも内容の違う製品もあります。Microsoftには、Microsoft 365 Copilot・GitHub Copilot・Copilot Searchのように、Copilotの名前を持つ製品が複数あります。

製品の名前だけではタイプを決められないので、製品ごとに、ウェブを検索するか、出典を出すか、どの画面で使うかの3つを公式ページで確かめてください。製品の位置づけが途中で変わることもあります。Gensparkは、AI検索として公開されたあと自律型のエージェントへ方針を変えており、その経緯はGensparkとはで扱っています。

5. AI検索エンジンの主な機能と特徴

機能を1つずつ見比べたとき、4社で差が出るのは出典の示し方です。OpenAI・Anthropic・Perplexity・Googleの4社とも、出典を示すことを公式ドキュメントに書いていますが、書き方には差があります。

図5:4社とも出典を示すと明記している。示し方をどこまで決めているかには差がある。

出典の示し方について4社の公式が書いていること
出典の示し方について4社の公式が書いていること

図5:4社とも出典を示すと明記している。示し方をどこまで決めているかには差がある。

出所:GMO AI検索ラボ

出典(引用)の示し方についての公式の記載。原文の表記をそのまま引いている(2026年9月2日確認)

提供元出典についての公式の記載確認日
OpenAI「Responses that use web search may include citations. Select a citation to open its source.」。APIでは既定でURLのインライン引用を返す2026年9月2日
Anthropic「Every response includes citations, so you can easily verify sources yourself.」。資料に対する引用の機能も別に用意されている2026年9月2日
Perplexity検索用のクローラーの説明として「designed to surface and link websites in search results on Perplexity」と書かれている2026年9月2日
Google「回答を生成する際に、Google の高度なモデルは裏付けとなる関連ウェブページを特定します」2026年9月2日

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OpenAIは、API(=他社のサービスから機能を呼び出すための窓口)を使って自社のサービスに組み込む側にも、出典の示し方の条件を付けています。OpenAIのAPIガイド「Web search」は、ウェブ検索の結果やそこに含まれる情報を利用者に見せるとき、インライン引用をはっきり見えてクリックできる形にするよう求めています。

APIで検索する範囲を狭める仕組みも、2社が公開しています。OpenAIのAPIでは、検索してよいドメインの一覧(allowed_domains)か、検索しないドメインの一覧(blocked_domains)のどちらかを、100件まで指定できます。AnthropicのAPIにも同じ2つの指定がありますが、両方を同時に渡すと、APIが400エラー(=リクエストの書き方の誤りを示す応答)を返すとAnthropicのドキュメントに書かれています。

別の検索エンジンの上に乗っている場合がある

AI検索エンジンは、自前の検索だけで動いているとは限りません。Anthropicは公式ヘルプ「Enable and use web search」に、Claudeの画像検索は「Image search is powered by Bing」、つまりBingを使っていると書いています。AIが答えを書く前の検索の段に、別の会社の検索エンジンが使われている場合があるということです。

引用の数が多いことと、引用が効くことは別

2026年4月にarXivで公開された論文(arXiv:2604.25707)は、ChatGPT、AI による概要、Perplexityの3つを、602のプロンプト(=AIへ入力する指示や質問の文)と21,143件の引用で比べています。この論文によると、PerplexityとAI による概要は平均してより多くの出典を引用し、ChatGPTは使う出典が少ない代わりに、取得できたページで見ると、引用したページが答えに与える影響が平均して大きいという結果でした。

arXiv:2604.25707は査読を通っていないため、結果は確定したものとしては扱えません。それでも、引用の件数が多いサービスほど答えの根拠が厚いとは限らない、という見方の材料にはなりそうです。

6. AI検索とDeep Researchとの違い

質問に答えるためにウェブを検索する機能と、多くの情報源を時間をかけて調べ、レポートにまとめる機能は、同じ製品の中で別々に用意されています。どちらを使うかを決めずに始めると、期待した形の答えが返ってこない場合があります。

図6:回数と対象プランを公式が明記しているのはOpenAIとAnthropicで、残る2社の欄はこの記事では埋まっていない。

Deep Researchにあたる機能をどこまで公式が書いているか
Deep Researchにあたる機能をどこまで公式が書いているか

図6:回数と対象プランを公式が明記しているのはOpenAIとAnthropicで、残る2社の欄はこの記事では埋まっていない。

出所:GMO AI検索ラボ

OpenAIは発表記事「Introducing deep research」で、Deep researchをエージェント(=指示を受けて複数の作業を自分で続けて行うAI)として紹介しています。プロンプトを渡すと、ChatGPTが利用者に代わって数百のオンラインの情報源を探して分析・統合し、リサーチアナリストの水準の包括的なレポートを作る、という説明です。

Anthropicは、Deep researchと同じ役割の機能を、Researchという名前で提供しています。Anthropicの公式ヘルプは、Researchが向くのは、1分から3分かけてツール(=AIが使う検索などの機能)を5回以上呼び出すような、まとまった情報収集だと説明しています。Researchを使うには、ウェブ検索を有効にしておく必要があります。

OpenAI・Anthropic・Googleの3社の提供元ごとに、Deep Researchにあたる機能の名前と使える範囲を、確認日とともに並べました。

Deep Researchにあたる機能。回数と対象プランは各社の公式の記載による。料金ページが機械から読めないPerplexityは、この表に入れていない

提供元機能の名前使える範囲確認日
OpenAIDeep researchプランごとに1か月の実行回数が決まっている。回数はプランの改定で動くので、公式の料金ページで確かめる2026年9月2日
AnthropicResearchPro・Max・Team・Enterpriseの有料プラン。ウェブ・デスクトップ・モバイルで使える2026年9月2日
GoogleDeep Research高速モードでのレポート生成は誰でも使える。思考モードはGoogle AI ProとUltra。1日の実行回数に上限があり、数は公開されていない2026年9月11日

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短い答えで足りる調べ物にはウェブ検索が、下調べをまとめて任せたい調べ物にはDeep Researchにあたる機能が向きます。AnthropicがResearchに1分から3分かかると書いているように、1回の実行にかかる時間が違うため、締切の近い調べ物では使い分けが要りそうです。

7. 無料プランと有料プランの内容

Gemini・ChatGPT・Claudeの3つのサービスについて、無料でできることと有料で増えること、法人向けの有無を並べました。金額は各社の公式の料金ページに書かれたものだけを載せ、ページを見た日を確認日の列に入れています。料金体系は変わるので、確認日の付いていない金額は社内の資料に使わないでください。

図7:ウェブ検索そのものは、ChatGPTとClaudeのどちらも無料の範囲に入っている。

無料でできることと、有料の料金
無料でできることと、有料の料金

図7:ウェブ検索そのものは、ChatGPTとClaudeのどちらも無料の範囲に入っている。

出所:GMO AI検索ラボ

無料プランと有料プランの内容。金額は、公式の料金ページを原文で確かめられた3社について載せている(2026年9月2日確認)

サービス無料でできること有料で増えること法人向けの有無確認日
Gemini(Google AI プラン)無料プラン ¥0/月。3.6 Flash と 3.1 Pro(制限あり)へのアクセスを含むAI Plus ¥725/月(無料版の2倍の使用量上限)、AI Pro ¥2,900/月(4倍)、AI Ultra ¥14,500/月または ¥32,000/月公式ページに個人向けプランとして掲載。AI Plusは160か国以上、AI ProとUltraは150か国以上で提供2026年9月2日
ChatGPTFreeは誰でも使える。ウェブ検索はFreeを含む全プランで使え、未ログインでも使えるGo $8/月(米国)、Plus $20/月、Businessは月払い1人$25・年払い1人$20Business・Enterprise・Eduがある2026年9月2日
ClaudeFreeでウェブ・iOS・Android・デスクトップのチャットが使え、ウェブ検索を含む。1日あたりの使用量に上限があるPro 年払い$17/月($200を前払い)または月払い$20、Max $100/月から(Proの5倍または20倍)Team 年払い1席$20/月・月払い$25。Enterpriseがある2026年9月2日

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ウェブ検索そのものは、ChatGPTとClaudeのどちらも無料プランで使えます。OpenAIのヘルプは、ウェブ検索がFree・Go・Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduの全プランで使えると書いています。Anthropicも、ウェブ検索をClaudeの全プランで提供しています。どちらも、有料プランに入る前に、無料プランのままウェブ検索を試せます。

有料にすれば答えが正しくなる、とも限りません。Tow Center for Digital Journalism(=コロンビア大学のジャーナリズム大学院にある、報道と技術の関係を調べる研究機関)は、2025年3月に8つのAI検索サービスの出典の答え方を調べた結果を公表しています。この調査では、有料版のPerplexity ProとGrok 3が、それぞれの無料版より多くの問いに正しく答えた一方で、誤りの率も高くなりました。調査は、その主な理由を、答えを控えずに誤った答えを言い切る傾向にあるとしています。料金で買えるのは、答えの正しさより、使用量の上限と使える機能の範囲だと考えたほうが実態に近そうです。

8. 日本語対応の実用度を比較

日本語で仕事に使うなら、日本語に対応しているかどうかの印象より、提供元が対応言語を公式にどこまで公表しているかを見たほうが確かです。Google・OpenAI・Anthropicが提供する5つのサービスについて、公式の対応言語の一覧があるか、日本語の扱い、公式の記載を並べました。一覧を公開しているのはGoogleだけです。

図8:一覧を公開していない提供元の欄は、推計で埋めずに空のまま出している。

公式の対応言語の一覧を出しているのはGoogleだけである
公式の対応言語の一覧を出しているのはGoogleだけである

図8:一覧を公開していない提供元の欄は、推計で埋めずに空のまま出している。

出所:GMO AI検索ラボ

日本語対応についての公式の記載。一覧を公開していない提供元の欄は、推計で埋めずに空のまま出している(2026年9月2日確認)

サービス公式の対応言語の一覧日本語の扱い公式の記載確認日
AI モードあり。43言語一覧に含まれる「AI モードの試験運用版は、以下の言語で提供されます。」に続けて一覧がある2026年9月2日
AI による概要あり。97言語一覧に含まれる提供状況の欄に国と地域の一覧と言語の一覧が並ぶ。日本はアジア太平洋の一覧に入る2026年9月2日
Gemini アプリあり。73言語一覧に含まれるヘルプに一覧が公開されている2026年9月2日
ChatGPTなし公式の一覧が公表されていない「automatically detects your browser or mobile device's language and updates ChatGPT's language to match for supported languages」2026年9月2日
Claudeなし公式の一覧が公表されていない「Claude has extensive training in English and performs well in many other common languages.」2026年9月2日

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日本語対応の表で比べているのは、各社が対応言語を公式に公表しているかどうかです。日本語の答えの品質そのものを比べるには、同じ質問を全社に投げて回答を採点した数字が要りますが、そうした数字を公表している提供元はありません。

公式の対応言語の一覧があれば、社内で使ってよいかを判断するときの根拠として示せます。一覧を公開していないChatGPTとClaudeは、自社の用途に近い日本語の文章を実際に入力して、答えの質を確かめる必要があります。

9. AI検索エンジンを使うメリット

AI検索エンジンは、質問に対して文章で答えを返し、その答えの根拠になったページへのリンクを添えます。従来の検索では、リンクの一覧から自分でページを開き、読んだ内容を組み立てる必要がありました。

図9:載る側の作業は増えていない。条件は3つだけで、特別な書き方を足す必要は無いと公式が書いている。

AI機能に出るために要ることと、要らないこと
AI機能に出るために要ることと、要らないこと

図9:載る側の作業は増えていない。条件は3つだけで、特別な書き方を足す必要は無いと公式が書いている。

出所:GMO AI検索ラボ

出典が付いていても、答えをそのまま信じてよいわけではありません。ただ、リンクが添えられていれば、答えの中で気になった1文の根拠だけを選んで開けます。

載る側から見た利点

自社のページをAI検索エンジンの答えに載せたい側にとっての利点は、GoogleのAI 機能に出るための新しい作業が増えないことです。Google 検索セントラルは、AI による概要とAI モードに出るための追加の要件は無いと書いています。Google 検索セントラルの「生成 AI 検索向けの最適化ガイド」も、SEOのベストプラクティスは引き続き有効だとしたうえで、「このガイドに記載されているすべてのことを行う必要はありません」と書いています。

ただし、生成AI向けに手を入れたページは、すでに一定の割合で見られます。2026年8月にarXivで公開された査読前の論文(arXiv:2608.16824)は、Google検索とGeminiの検索で集めた1,000件の実際のクエリ(=検索窓に打ち込まれた語)と、10,095ページを調べています。この論文は、生成AI向けの手入れが見られたページを全体の8.90%、2026年に更新されたページに限ると16.36%と見積もっています。生成AI向けにページを直す具体的な手順は、AIO対策の進め方にまとめています。

10. AI検索エンジンのデメリット

AI検索エンジンのデメリットとして最初に押さえておきたいのは、答えに誤りが混じることです。出典が付いている答えでも誤ることがあります。どれだけ誤るかは提供元が公式に数字を出していないため、この章の数字は第三者の調査と論文から引用しています。

図10:リンクが生きていることと、答えが正しいことは別である。数字をそのまま製品の優劣として読むことはできない。

出典が付いていても誤ることを第三者の調査と論文が報告している
出典が付いていても誤ることを第三者の調査と論文が報告している

図10:リンクが生きていることと、答えが正しいことは別である。数字をそのまま製品の優劣として読むことはできない。

出所:GMO AI検索ラボ

出典を正しく答えられるかを測った調査

Tow Center for Digital Journalismは、20の報道機関から10本ずつ選んだ記事の抜粋を8つのAI検索サービスに渡し、元の記事の見出し・発行元・公開日・URLを答えさせました。2025年3月に公表されたこの調査の問いは、20の報道機関の10本ずつの記事を8つのサービスに投げた1,600問です。Tow Centerが1問ずつ正誤を判定した結果、8つのサービス全体では6割を超える問いに誤った答えが返りました。

サービス別に見ると、1つのサービスあたり200問のうち誤った答えの割合は、Perplexityで37%、Grok 3で94%でした。ChatGPTは134本の記事を取り違えた一方で、200回の応答のうち自信が無いことを示したのは15回だけで、答えを断ったことは一度もありませんでした。DeepSeekは、200回のうち115回で抜粋の出所を取り違えています。

Tow Centerの調査が扱ったのは報道記事の出典で、あらゆる調べ物の正しさを測ったものではありません。それでも、出典を答える問いでこれだけ誤るなら、仕事で使う答えは出典を開いて確かめたほうがよさそうです。

リンクが生きていることと、答えが正しいことは別

2026年5月にarXivで公開された査読前の論文(arXiv:2605.06635)は、Deep Researchにあたるエージェント14種を評価しています。この論文によると、14種の答えに付いたリンクは94%超が有効で、80%超が問いに関連していた一方、事実として正しかったのは39%から77%でした。ツールの呼び出し回数が2回から150回へ増えると、事実確認の正確さは、試した2つのモデルの平均でおよそ42%下がったとも報告しています。

同じ2026年5月に公開された別の査読前の論文(arXiv:2605.28565)は、11,200のクエリに対する112,000の応答を調べています。調べた引用ペア(=答えの主張と、そこに付いた出典の組)761,495組について、引用の30.6%は出典の内容をゆがめており、27.1%はその分野にふさわしくない出典から来ていたと報告しています。この論文は、誤解を招く引用に出会う利用者が、多い場合で96%に上るとも書いています。

出典が付いているだけで利用者が答えを信じてしまう傾向も、論文で測られています。2025年6月にarXivで公開された論文(arXiv:2506.05334)は、約24,000件の対話と約12,000件の選好投票(=2つの答えのどちらが良いかを利用者が選んだ記録)を分析しています。その結果、引用された内容が主張を直接支えていない場合でも、引用があること自体に利用者が影響されると報告しています。

引用される出典そのものがAIで作られている場合もあります。2026年5月に公開された論文(arXiv:2605.23684)は、ChatGPT・Copilot・Gemini・Perplexityに712のクエリを投げ、引用された出典のおよそ16%がAIで生成されたページだったと報告しています。

この節で挙げた4本の論文はどれも査読を通っていないため、数字をそのまま製品の優劣としては読めません。答えの確かめ方は、どの製品でも同じです。答えの中で気になった1文について、添えられたリンクを開いて原文を読みます。Google 検索ヘルプ「Google 検索の AI による概要で、情報をすばやく簡単に見つける」も、重要な情報は必ず複数の情報源で確認してください、と読む人に促しています。

誤りのほかに、AI検索エンジンが向かない調べ物もあります。数字そのものを正確に知りたいときや、一次情報(=提供元や当事者が自ら出した情報)の最新の内容をそのまま読みたいときは、公式のページを自分で開いたほうが早い場合があります。

11. AI検索のセキュリティやプライバシー面は安心?

AI検索エンジンを社内で使うときに確かめる点は、入力した内容がどう扱われるかと、自社のサイトがAIのクローラーにどう読まれるかの2つです。安心かどうかは一律には言えず、この2つを自社の使い方に照らして確かめる必要があります。自社のサイトの読まれ方は各社がクローラーの公式ドキュメントに書いており、サイト側で決められる範囲もはっきりしています。

図11:robots.txtで別々に指定できるので、検索の答えには出したいが学習には使われたくない、という決め方ができる。

検索のためのロボットと学習のためのロボットは分かれている
検索のためのロボットと学習のためのロボットは分かれている

図11:robots.txtで別々に指定できるので、検索の答えには出したいが学習には使われたくない、という決め方ができる。

出所:GMO AI検索ラボ

自社のサイトを読むロボットは分かれている

OpenAI・Anthropic・Perplexity・Googleの4社とも、検索のために巡回するクローラー(=ウェブのページを自動でめぐって集めるプログラム)と、ほかの目的のクローラーを分けて公開しています。サイト側は、robots.txt(=サイトの最上位の階層に置き、クローラーごとに取得の許可と不許可を書くファイル)でクローラーを別々に指定できます。そのため、検索の答えには出したいが学習には使われたくない、という決め方ができます。

提供元ごとに、検索のためのクローラーと、学習・その他のクローラーの名前、公式が書いている止め方を、確認日とともに並べました。

各社のクローラーと、サイト側でできる制御。すべて提供元の公式ドキュメントの記載による(2026年9月2日確認)

提供元検索のためのクローラー学習・その他のクローラー公式が書いている止め方確認日
OpenAIOAI-SearchBotGPTBot(学習)、ChatGPT-User(利用者の求めに応じて開く)、OAI-AdsBot(広告の安全性の確認)robots.txtで別々に指定する。設定はそれぞれ独立している。IPアドレスの一覧も公開されている2026年9月2日
AnthropicClaude-SearchBotClaudeBot(学習)、Claude-User(利用者の求めに応じて開く)robots.txtを書き換える。IPアドレスで遮断する方法では確実に止められない場合があると明記2026年9月2日
PerplexityPerplexityBotPerplexity-User(利用者の求めに応じて開く)。どちらも学習には使わないと明記robots.txtで指定する2026年9月2日
Google検索のクロールはGooglebotGoogle-Extended(Geminiの学習とグラウンディングの範囲を管理する)robots.txtでGoogle-Extendedを指定する。検索での表示はnosnippet・data-nosnippet・max-snippet・noindexで制限する2026年9月2日

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OAI-SearchBotを止めたときに何が起きるかを、OpenAIはクローラーの公式ドキュメント「OpenAI Crawlers」で次のように書いています。

Sites that are opted out of OAI-SearchBot will not be shown in ChatGPT search answers, though can still appear as navigational links.

出典:OpenAI「OpenAI Crawlers」(2026年9月2日確認)(新しいタブで開く)

OAI-SearchBotを止めたサイトは、ChatGPTの検索の答えには表示されなくなります。ただし、サイトへ移動するためのリンクとしては表示されることがある、という書き方です。同じページには、robots.txtを直してからChatGPTの検索結果に反映されるまで、およそ24時間かかるとも書かれています。そのため、止める場合も許可する場合も、結果を見て判断するのは直してから1日ほど待ったあとになります。

Google-Extendedを止めると、何が起きるのでしょうか。Googleは、止めたときの影響を、公式ドキュメント「Google の一般的なクローラー」に書いています。Google-Extendedは、Geminiの学習とグラウンディング(=答えを作るときに検索で得た内容を根拠として渡す処理)にサイトの内容を使うかを管理するためのものです。Google-Extendedを止めても、Google 検索にサイトが載るかどうかには影響せず、Google 検索の順位を決める材料にも使われない、という記述です。

クローラーを止めれば、AIの答えに自社の内容が必ず出なくなるとも限りません。Tow Centerの調査では、本来アクセスできないはずの記事から取った90件の抜粋のうち、Perplexity Proは3分の1近くの出所を正しく答えました。クローラーについての公式の記述と、Tow Centerの実測が食い違っているため、止めたあとも自社の内容が答えに出ていないかを自分で確かめてください。

会社で使うときに決めておくこと

アカウントと年齢の条件は、提供元によって違います。AI モードは18歳以上と個人のGoogle アカウントが条件で、Gemini アプリは個人か学校のアカウントなら13歳以上、仕事用のアカウントなら18歳以上が条件です。ChatGPTの利用規約は13歳以上を条件とし、18歳未満は保護者の許可が要るとしています。Claudeは、すべての利用者に18歳以上を求めています。ClaudeのTeamとEnterpriseでウェブ検索を使うには、組織のOwnerかPrimary Ownerが、組織の設定でウェブ検索を先に有効にする必要があります。

Anthropicは、地域に合わせた答えを返すために、IPアドレスから推定した利用者の位置情報をClaudeが使う場合があると書いています。OpenAIは、ChatGPTとAPIをすべての国と地域で提供しているわけではないとしています。社内でアカウントを配る前に、入れてよい情報の範囲、アカウントの持ち方、履歴の扱いの3つを決めておくと、使う人の迷いが減りそうです。

  • 入れてよい情報の範囲。顧客名や未公開の数字については、あらかじめ線引きする
  • アカウントの持ち方。個人のアカウントで使うのか、会社の契約で使うのかを統一する
  • 履歴の扱い。誰が見られるのか、どこまで残るのかを、各社の公式ページで確かめる

あとで別のサービスへ乗り換える場合、会話の履歴やアップロードした資料をそのまま持っていけるとは限りません。

12. AI検索エンジンの選び方

AI検索エンジンを選ぶときに見る軸は、何を調べたいか、日本語でどれだけ使うか、無料でどこまで足りるかの3つです。

図12:どれを優先するかで結論が変わる。先に順番を決めてから、公式の記載を突き合わせる。

AI検索エンジンを選ぶときに見る3つの軸
AI検索エンジンを選ぶときに見る3つの軸

図12:どれを優先するかで結論が変わる。先に順番を決めてから、公式の記載を突き合わせる。

出所:GMO AI検索ラボ
  • 何を調べたいか。根拠のページを自分で開いて確かめたいなら、出典の示し方を先に見る。下調べをまとめて任せたいなら、Deep Researchにあたる機能の有無と回数を見る
  • 日本語でどれだけ使うか。社内で使ってよいかを説明する必要があるなら、公式の対応言語の一覧を出しているかどうかが根拠になる
  • 無料でどこまで足りるか。検索の機能はChatGPTもClaudeも無料の範囲に入っていて、有料で増えるのは主に使用量の上限と機能の枠である

3つの軸のどれを優先するかは社内の事情で変わるので、先に優先する順番を決めてください。たとえば、社内への説明の責任が重い場面では公式の記載が多いサービスを、まず試す段階では無料の範囲が広いサービスを先に見るのがよさそうです。

13. 用途別おすすめサービス

6つの用途ごとに向くサービスを挙げ、推す理由と、「AI検索エンジンの選び方」の3つの軸のうち対応する軸を並べました。この並びは順位ではありません。

図13:これは順位ではない。用途に照らして、公式が書いている仕様から言える範囲での向き不向きである。

用途ごとの向き不向きと、公式の記載にもとづく理由
用途ごとの向き不向きと、公式の記載にもとづく理由

図13:これは順位ではない。用途に照らして、公式が書いている仕様から言える範囲での向き不向きである。

出所:GMO AI検索ラボ

用途別の向き不向き。公式の記載から言える範囲での推しである(2026年9月2日確認)

用途向くサービス推す理由と、対応する軸確認日
まず無料で試したいChatGPT、Claudeウェブ検索が無料プランに入っている。ChatGPTのウェブ検索は未ログインでも使えると公式が書いている(無料の範囲)2026年9月2日
検索の画面から離れずに使いたいAI による概要、AI モード検索結果の画面とタブに出る。AI モードは18歳以上と個人のGoogleアカウントが条件(3つの軸の外。使う画面)2026年9月2日
社内で使ってよいかを説明したいAI モード、AI による概要、Gemini アプリ対応言語の一覧を公式が公開している唯一の提供元である(日本語でどれだけ使うか)2026年9月2日
下調べをまとめて任せたいChatGPTのDeep research、ClaudeのResearch対象のプランと、使うための前提条件を公式が明記している(何を調べたいか)2026年9月2日
会社の契約で管理したいClaude(Team・Enterprise)管理者がワークスペース単位でウェブ検索を有効にする形を公式が示している(3つの軸の外。会社で使うときに決めておくこと)2026年9月2日
自社サイトの読まれ方を決めたい4社とも該当検索用と学習用のクローラーを分けて公開しており、robots.txtで別々に指定できる(3つの軸の外。載る側の制御)2026年9月2日

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使うサービスを1つに決める必要はありません。同じ質問でも、返ってくる答えと引用されるページは、サービスごとに違うことがあります。判断の材料が要る調べ物では、複数のサービスへ同じ問いを投げて、答えと出典の違いを見てください。

まとめ

AI検索エンジンは、検索専用型、汎用AIに検索機能が付いた型、検索の画面に組み込まれた型の3つのタイプに分かれます。選ぶときは、何を調べたいか、日本語でどれだけ使うか、無料でどこまで足りるかの3つの軸を、社内で決めた優先の順に見てください。

出典の示し方・利用条件・無料の範囲・Deep Researchにあたる機能・クローラーの制御・出る場所の6つは、各社の公式の記載で比べられました。対応言語の一覧を公式に公開しているのはGoogleだけで、ChatGPTとClaudeには公式の一覧がありません。出典の正しさは、提供元が公式に数字を出していないため、第三者の調査と査読前の論文の数字で見ました。

自社のページが載る側から見ると、GoogleのAI 機能に出るための作業は増えていません。Googleは、AI による概要とAI モードに出るための追加の要件は無いと書き、Google-Extendedを止めても検索での掲載には影響しないとしています。自社のページがどう読まれ、どう引用されているかを測る方法はAI検索の計測にまとめました。自社の状況に合わせてどこから手を付けるか迷う場合は、お問い合わせからご相談ください。

よくある質問

結局どのAI検索エンジンが一番よいですか

調べる内容によって向き不向きが変わるので、1位を決められる問いではありません。記事で並べたのは、各社が公式に書いている仕様と、そこから読み取れる用途ごとの向き不向きです。根拠のページを自分で開きたいなら出典の示し方を、下調べを任せたいならDeep Researchにあたる機能の有無を先に見てください。

無料でどこまで使えますか

ChatGPTもClaudeも、検索の機能は無料の範囲に入っています。OpenAIはウェブ検索がFreeを含む全プランで使え、ログインしていない人も使えると書いています。Anthropicはウェブ検索が全プランで使えるとしたうえで、無料では1日あたりの使用量に上限があると案内しています。GoogleのGeminiにも月額0円のプランがあります。

複数のサービスを併用したほうがよいですか

判断の材料が要る調べ物では、2つ以上を並べて使うほうが確かめやすいと考えられます。同じ質問でも、返ってくる答えと引用されるページは、サービスごとに違うことがあるからです。どれくらい違うかは問いの内容で変わります。無料の範囲で2つ試し、答えの形と出典の出方が自分の用途に合うほうを主に使う、という決め方が現実的です。

日本語の精度に差はありますか

答えの品質そのものは、どの提供元も公表していません。公表されているのは対応言語の一覧の有無で、ここには差があります。GoogleはAI モードで43言語、AI による概要で97言語、Geminiアプリで73言語を公開しており、いずれも日本語を含みます。OpenAIとAnthropicは、網羅的な対応言語の一覧を公開していません。

自社のサイトをAIの回答に出すには、何をすればよいですか

Google 検索セントラルは、AI による概要とAI モードに出るための追加の要件は無いと書いています。条件はページがインデックスに登録されていること、検索でスニペットが表示されること、検索の技術的要件を満たすことの3つだけです。特別なマークアップも構造化データも要らないとしています。ChatGPTについては、OpenAIが検索用のOAI-SearchBotを許可するかどうかで掲載が変わると書いています。

クローラーを止めると、AIの回答に出なくなりますか

OpenAIは、OAI-SearchBotを拒否したサイトはChatGPTの検索の答えに表示されないと書いています。robots.txtを直してから反映されるまで、およそ24時間かかるとも案内しています。一方で、Googleは学習用のGoogle-Extendedを止めても検索での掲載や順位には影響しないと明記しています。検索用と学習用は別々に指定できるので、まとめて止める必要はありません。

この記事の参考文献

この記事に載せた仕様と金額は、参考文献の各ページの原文から引用し、ページ名とURLに確認日を添えています。AI検索エンジンの仕様は変わるので、確認日より後に読む場合は原文のほうを見直してください。第三者の調査と論文は、調べ方と分母が原典に書かれているものだけを採っています。

ページURL確認日
Google 検索の AI による概要で、情報をすばやく簡単に見つけるhttps://support.google.com/websearch/answer/14901683?hl=ja2026年9月2日
Search Labs の「AI モード」https://support.google.com/websearch/answer/16296315?hl=ja2026年9月2日
AI 機能とウェブサイト(Google 検索セントラル)https://developers.google.com/search/docs/appearance/ai-features?hl=ja2026年9月2日
生成 AI 検索向けの最適化ガイド(Google 検索セントラル)https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/ai-optimization-guide?hl=ja2026年9月2日
Google の一般的なクローラーhttps://developers.google.com/crawling/docs/crawlers-fetchers/google-common-crawlers2026年9月2日
Google AI プランhttps://gemini.google/subscriptions/2026年9月2日
Gemini アプリ ヘルプhttps://support.google.com/gemini/answer/13278668?hl=ja2026年9月2日
Gemini アプリの関連ソースを表示する(Gemini アプリ ヘルプ)https://support.google.com/gemini/answer/14143489?hl=ja2026年9月29日
OpenAI Crawlershttps://developers.openai.com/api/docs/bots2026年9月2日
Web search(OpenAI API ガイド)https://developers.openai.com/api/docs/guides/tools-web-search2026年9月2日
ChatGPT Pricing(OpenAI)https://openai.com/chatgpt/pricing/2026年9月2日
Introducing deep research(OpenAI)https://openai.com/index/introducing-deep-research/2026年9月2日
Gemini アプリで Deep Research を使用する(Gemini アプリ ヘルプ)https://support.google.com/gemini/answer/15719111?hl=ja2026年9月11日
Enable and use web search(Anthropic)https://support.claude.com/en/articles/10684626-enable-and-use-web-search2026年9月2日
Use Research on Claude(Anthropic)https://support.claude.com/en/articles/11088861-use-research-on-claude2026年9月2日
Plans & Pricing(Anthropic)https://claude.com/pricing2026年9月2日
Does Anthropic crawl data from the web(Anthropic)https://support.claude.com/en/articles/8896518-does-anthropic-crawl-data-from-the-web-and-how-can-site-owners-block-the-crawler2026年9月2日
Perplexity Crawlershttps://docs.perplexity.ai/docs/resources/perplexity-crawlers2026年9月2日
Google users are less likely to click on links when an AI summary appears in the results(Pew Research Center)https://www.pewresearch.org/short-reads/2025/07/22/google-users-are-less-likely-to-click-on-links-when-an-ai-summary-appears-in-the-results/2026年9月2日
AI Search Has a Citation Problem(Tow Center)https://www.cjr.org/tow_center/we-compared-eight-ai-search-engines-theyre-all-bad-at-citing-news.php2026年9月2日
Search Engine Market Share Japan(Statcounter)https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan2026年9月2日
個人におけるAI利用の現状(令和7年版 情報通信白書)https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd112210.html2026年9月2日
Investigating Click Behaviors On Google Search Result Pages That Produce an AI Overview(arXiv:2608.04831)https://arxiv.org/abs/2608.048312026年9月11日
From Citation Selection to Citation Absorption(arXiv:2604.25707)https://arxiv.org/abs/2604.257072026年9月11日
GEO-Flag: Detecting and Measuring GEO-Optimized Web Content(arXiv:2608.16824)https://arxiv.org/abs/2608.168242026年9月11日
Cited but Not Verified(arXiv:2605.06635)https://arxiv.org/abs/2605.066352026年9月11日
Verified Misguidance(arXiv:2605.28565)https://arxiv.org/abs/2605.285652026年9月11日
Search Arena: Analyzing Search-Augmented LLMs(arXiv:2506.05334)https://arxiv.org/abs/2506.053342026年9月11日
Synthetic Sources?(arXiv:2605.23684)https://arxiv.org/abs/2605.236842026年9月11日

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関連する出典

この記事の根拠にした一次情報(=発表元がみずから出している資料)です。

  1. Google 検索の AI による概要で、情報をすばやく簡単に見つける(Google 検索ヘルプ)(新しいタブで開く)https://support.google.com/websearch/answer/13572151?hl=ja
  2. Search Labs の「AI モード」(Google 検索ヘルプ)(新しいタブで開く)https://support.google.com/websearch/answer/16296315?hl=ja
  3. AI 機能とウェブサイト(Google 検索セントラル)(新しいタブで開く)https://developers.google.com/search/docs/appearance/ai-features?hl=ja
  4. Google の一般的なクローラー(Google 検索セントラル)(新しいタブで開く)https://developers.google.com/crawling/docs/crawlers-fetchers/google-common-crawlers
  5. Google AI プラン(Google 公式)(新しいタブで開く)https://gemini.google/subscriptions/
  6. OpenAI Crawlers(OpenAI 公式)(新しいタブで開く)https://platform.openai.com/docs/bots
  7. Web search(OpenAI API ガイド)(新しいタブで開く)https://developers.openai.com/api/docs/guides/tools-web-search
  8. ChatGPT Pricing(OpenAI 公式)(新しいタブで開く)https://openai.com/chatgpt/pricing/
  9. Enable and use web search(Anthropic 公式ヘルプ)(新しいタブで開く)https://support.claude.com/en/articles/10684626-enable-and-use-web-search
  10. Plans & Pricing(Claude by Anthropic 公式)(新しいタブで開く)https://claude.com/pricing
  11. Perplexity Crawlers(Perplexity 公式)(新しいタブで開く)https://docs.perplexity.ai/guides/bots
  12. Google users are less likely to click on links when an AI summary appears in the results(Pew Research Center)(新しいタブで開く)https://www.pewresearch.org/short-reads/2025/07/22/google-users-are-less-likely-to-click-on-links-when-an-ai-summary-appears-in-the-results/
  13. AI Search Has a Citation Problem(Tow Center for Digital Journalism)(新しいタブで開く)https://www.cjr.org/tow_center/we-compared-eight-ai-search-engines-theyre-all-bad-at-citing-news.php
  14. Search Engine Market Share Japan(Statcounter Global Stats)(新しいタブで開く)https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan
  15. 個人におけるAI利用の現状(令和7年版 情報通信白書・総務省)(新しいタブで開く)https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd112210.html

この記事に出てくる用語

AI検索
生成AIを使って答えを導く検索の総称。
生成AI検索
AIが対話形式で答えそのものを返す、新しい検索のかたち。
Google AI Overviews(AI概要)
Google検索結果の最上部に出る、複数サイトの情報をまとめたAI生成の要約。旧SGEの後継で、日本でも展開済み。
Google AI Mode
Google検索の中で、AIと対話しながら追加質問を重ねて深掘りできる新しいモード。要約を出すAI Overviewsに対し、こちらは会話する検索面。
Perplexity
Perplexity(ユーザーの質問に出典リンク付きで答えるAI検索エンジンを運営する企業・サービス)。回答本文に番号付きで引用元を明示する設計が特徴。
サイテーション/引用(citation)
AIの回答が、根拠としてあなたのサイトを出典に挙げること。多くはリンクや番号付きの参照が伴います。回答本文で名前が触れられるだけの「言及(mention)」より一段強い、AI検索での可視性の本丸。
robots.txt
サイト直下に置き、クローラーに取得してよい範囲を伝える取り決めファイル。強制力はなく準拠は任意。
Google-Extended
Googleが、AI用途(Gemini/Vertex AIの学習や、Google検索のAI機能のグラウンディング)に自サイトを使ってよいかを制御するトークン。固有のクローラー(独自User-Agent)を持たず、実際の取得はGooglebotが行う「制御トークン」である点が最重要。
ゼロクリック
リンクを開かず、検索画面だけで完結する検索行動。

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上席研究員

中村 仁紀

「GMO AI最適化ブースト」のAIO/GEOコンサルタント 兼 GMO AI検索ラボ 上席研究員。生成AIに引用・推奨されるためのウェブサイトの最適化を支援します。

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