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E-E-A-Tとは?4要素と信頼を公式の原文で解説

E-E-A-Tとは、経験・専門性・権威性・信頼の4つでコンテンツの品質を見る枠組みです。Google 検索セントラルと182ページの品質評価ガイドラインの原文から、順位との関係、YMYLでの書き分け、公開前の自己点検、AI検索での扱いまでを整理します。

制作会社の提案書に、E-E-A-Tを高めますという一行が入っていることがあります。記事を足しても検索順位は動かず、次に何を変えるかを社内で説明できない場面です。

コンテンツの品質を見るGoogleの枠組みがE-E-A-Tで、経験・専門性・権威性・信頼を表す英語4語の頭文字を並べたものです。ただしGoogle自身は、E-E-A-T自体はランキングに直接影響する要因ではないと書いています。

この記事では、4つの要素の定義と検索順位との関係から、品質評価ガイドラインでの位置づけ、YMYLでの書き分けと公開前の自己点検、AI検索での扱いまでをご紹介します。

E-E-A-Tとは?

E-E-A-Tとは、経験・専門性・権威性・信頼の4つでコンテンツの品質を見る枠組みです。

図1:信頼が中心にあり、残る3つはその判断を支える側に置かれている。

4つは横並びではない
4つは横並びではない

図1:信頼が中心にあり、残る3つはその判断を支える側に置かれている。

出所:GMO AI検索ラボ

Google 検索セントラルの日本語ページは、この4つをエクスペリエンス(Experience)、高い専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)と書いています。同じページにあるのは、関連するコンテンツを特定したあと、どのコンテンツがこの4つの面で優れているかを判断するための要素の組み合わせを特定する、という説明です。

4つそれぞれの定義は、品質評価ガイドライン(General Guidelines=Googleが外部の検索品質評価者へ配っている手引き)の3.4節、26ページにあります。日本語版は無く、英語の原文だけが公開されているので、定義を訳したものと、記事の中で示せるものを並べます。

列は、要素・品質評価ガイドライン3.4節の定義・記事で示せるものの3つです。General Guidelines(September 11, 2025 版)の26ページを2026年9月23日に開いて訳しました。右の列はこの記事で対応づけたものです。

要素品質評価ガイドライン3.4節の定義記事で示せるもの
信頼(Trust)そのページがどれだけ正確で、誠実で、安全で、頼りになるか出典の明示、運営者の連絡先、更新した日付
経験(Experience)コンテンツを作った人が、その主題に必要な直接の経験や暮らしの中の経験をどれだけ持っているか自分で使った記録、撮った写真、訪れた場所の記述
専門性(Expertise)コンテンツを作った人が、その主題に必要な知識や技能をどれだけ持っているか執筆者の経歴、資格、根拠にした資料
権威性(Authoritativeness)コンテンツを作った人やサイトが、その主題で頼りにされる情報源としてどれだけ知られているか第三者の記事での言及、公的機関からの参照

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もともとは経験を除いたE-A-Tの3つでした。Google 検索セントラル ブログの2022年12月15日の投稿が、検索結果の評価を改善するためにE-A-TへE(経験)を追加したと知らせています。同じ投稿は、実際に製品を使っている、実際にその場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、コンテンツにある程度の経験が織り込まれているかどうかも評価される、と書いています。

4つめの呼び方は、公式ドキュメントの中でも1つにそろっていません。日本語の検索セントラルは信頼性(Trustworthiness)と書き、品質評価ガイドラインは Trust と書いています。指しているものは同じなので、ここから先は信頼で通します。

E-E-A-Tについて知っておくべきポイント

施策の話に入る前に、検索順位との関係を片付けておきます。Google 検索セントラルは「E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありませんが、E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用することは有効です」と書いています。4つを満たせば順位が上がるという仕組みではなく、4つを備えたコンテンツを見分けるための手がかりを機械の側が組み合わせて使っている、という説明です。

図2:採点は順位ではなく、仕組みが働いているかの確認へ回る。

評価者の採点が順位へ届かない道筋
評価者の採点が順位へ届かない道筋

図2:採点は順位ではなく、仕組みが働いているかの確認へ回る。

出所:GMO AI検索ラボ

同じ趣旨は、もう1か所に、もっと短い形で置かれています。SEO スターター ガイドの「Google が重要でないと考えること」という節に「E-E-A-T をランキング要因と考える」という項目があり、その答えは「いいえ、そのようなことはありません。」の1行だけです。メタキーワードや重複コンテンツのペナルティと同じ並びに置かれています。

点数として測る方法も公開されていません。E-E-A-Tの合計点や、要素ごとの配点を示した記述は、2026年9月23日に開いたGoogleのどのページにも見当たりませんでした。外部のツールが独自に付けた点数はありますが、それはGoogleが出している値ではないので、社内の判断材料にするときは出どころを分けて扱う必要があります。

4つは横並びでもありません。品質評価ガイドラインの3.4節は、E-E-A-Tの中心にいて最も重要なのは信頼である、と公式に書いています。「中でも、信頼性は最も重要なものです」と公式ページも書いており、その他の項目は信頼性の一因となるもので、すべてにおいて優れている必要はないと続けています。4つを均等に埋める作業にはならないと読めます。

列は、よくある思い込み・公式に書かれていること・出どころの3つです。左の列は、2026年9月23日に写した上位9件と、本文を開いた6件によく出ていた言い方です。

よくある思い込み公式に書かれていること出どころ
E-E-A-Tを満たすと順位が上がるE-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではないGoogle 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」
E-E-A-Tはランキング要因の1つ「Google が重要でないと考えること」の一覧に入っているGoogle 検索セントラル「SEO スターター ガイド」
E-E-A-Tのスコアがどこかにある点数や配点を示した記述は公開されていない2026年9月23日に4ページを開いて確認
4つを均等に満たす必要があるすべてにおいて優れている必要はないGoogle 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」
4つは対等に並んでいる中心にいて最も重要なのは信頼であるGeneral Guidelines 3.4節・26ページ

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E-E-A-Tが重要な理由

順位に直接効かないのなら、なぜこの枠組みが使われ続けているのでしょうか。理由は、検索品質評価者という役割にあります。Google 検索セントラルによると、この人たちはGoogleのアルゴリズムが適切な検索結果を表示しているかどうかについての知見を提供する役割で、E-E-A-Tが優れたコンテンツであるかどうかを判断するための特別な訓練を受けています。

図3:はっきり当たるものから、明らかに違うものまでの幅で置かれている。

YMYLは線ではなく幅で見る
YMYLは線ではなく幅で見る

図3:はっきり当たるものから、明らかに違うものまでの幅で置かれている。

出所:GMO AI検索ラボ

評価者が付けた点が、そのまま順位に反映されるわけではありません。検索セントラルは「検索品質評価者はページの掲載順位を制御できません。品質評価者のデータが直接ランキングのアルゴリズムで使用されることもありません」と書き、そのデータを飲食店で客が記入するアンケートのようなものだと説明しています。品質評価ガイドラインの6ページにも、1つの評価がGoogle 検索での見え方に直接影響することはなく、特定のページを上下させることもない、という趣旨の記述があります。

その評価者向けの手引きが公開されているので、書き手は同じ基準で自分のページを読み返せます。2026年9月23日に取得した版は表紙に General Guidelines September 11, 2025 とあり、最終ページの通し番号は182でした。検索セントラルも、ガイドラインを確認することでE-E-A-Tの観点から自己診断ができると書いています。

この手引きの中で、E-E-A-Tは低い評価の入り口にも出てきます。5.1節の見出しは Lacking E-E-A-T で、そのページの目的に見合ったE-E-A-Tを欠いている場合は低い評価を使う、と書かれています。同じ節には、評判の良さやサイトの種類といった他の材料では、この不足を埋め合わせられないという但し書きもあります。

判断の材料も、同じ3.4節に3つ並びます。サイトや書き手が自分について述べていること、第三者がそのサイトや書き手について述べていること、そしてレビューやコメントを含めてページに見えているものの3つです。3つのうち2つは、サイトや書き手の外にある記述です。

列は、判断材料・ガイドラインが挙げている見方・自社で確かめられる場所の3つです。General Guidelines 3.4節・27ページを2026年9月23日に開いて訳しました。同じ節には、明らかな利益相反があると信頼できる情報源とみなされない場合がある、という但し書きも付いています。

判断材料ガイドラインが挙げている見方自社で確かめられる場所
サイトや書き手が自分について述べていることまず「About us」のページか、書き手のプロフィールのページを見る会社概要、編集方針、執筆者の一覧
第三者がそのサイトや書き手について述べていること独立したレビュー、参照、報道記事など、信頼できる情報を探す取材された記事、業界団体の名簿、書籍での言及
ページに見えているもの本文と、レビューやコメントの部分から何が読み取れるかを見る記事本文、掲載した画像、読者からのコメント

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E-E-A-TとYMYLの関係性

自分の書いている主題がどれだけ厳しく見られるのかは、YMYLに当たるかどうかで変わります。品質評価ガイドラインの11ページは、その主題についての内容が人の健康や経済的な安定や安全、あるいは社会の福利に大きく影響しうるために、害の危険が高い主題がある、と書いています。同じページは、それをYour Money or Your Life、略してYMYLと呼びます。

一方で、同じページには、多くの主題、あるいはほとんどの主題はYMYLではなく、害を防ぐための高い正確さや信頼を必要としない、とも書かれています。はっきりYMYLか、明らかに違うか、その中間か、という幅で考えると役に立つ、という書き方もあります。自社の主題を機械的にYMYLへ寄せる必要はないと考えられます。

はっきりYMYLに当たる主題では扱いが変わり、検索セントラルは、人の健康や安全、経済的安定、社会の福利厚生に大きく影響する可能性のあるトピックについては、E-E-A-Tが優れたコンテンツを特に重視する、と書いています。医療・金融・法律などを扱うサイトで、書き手の身元と根拠の提示が繰り返し話題になるのは、この一文が背景にあります。

ここで見落とされやすいのが、体験の扱いです。品質評価ガイドラインの3.4.1節は、はっきりYMYLの主題であっても、暮らしの中で得た経験を直接に共有するページは高いE-E-A-Tを持つとみなされる場合がある、と書いています。条件は3つで、内容が信頼でき、安全であり、確立した専門家の合意と矛盾していないことです。そのうえで、専門家に委ねるべき情報や助言もある、と続けています。

列は、主題・体験の共有が生きる例・専門家に委ねる例の3つです。General Guidelines 3.4.1節・28ページの表を2026年9月23日に開いて訳しました。主題には、健康・安全、経済的な安全、社会という区分がそれぞれ添えられています。

主題体験の共有が生きる例専門家に委ねる例
妊娠中の睡眠の悩み同じ悩みを経験した人が伝える、薬に頼らない寝方の工夫妊娠中に使える睡眠薬
肝臓がんの治療治療にどう向き合っているかを語り合う、誠実で敬意のある掲示板の議論治療法ごとの選択肢と、それぞれの予後
確定申告の書類申告のわずらわしさを扱った、専門家ではない人の動画申告書の記入のしかた
老後の資金実際に使った人によるサービスのレビューいくら貯めるか、何に投じるかという助言
投票のしかた地域の選挙に行く理由を語る、一般の人の投稿誰に投票権があるか、どう登録するか

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この表の分かれ目は、書き手が体験したことと、専門家でなければ答えられないことの境目にあります。自社の記事でも、体験の記述と専門家の記述を同じページの中で混ぜずに置き場所を分けておくと、読む人がどちらを読んでいるのかを見分けやすくなると考えられます。効果を測ったわけではないので、書き方の1つとして扱ってください。

E-E-A-Tを高める方法

公開する前に自分で確かめる方法を、Googleは3つの問いで示しています。Google 検索セントラルは、コンテンツに関する「誰が、どのように、なぜ」という観点から評価することをすすめています。3つの観点には、それぞれ公式が挙げている質問が添えられています。

図4:最も重要な問いから先に置くと、あとの2つの答えが決まる。

公開前は「なぜ」から確かめる
公開前は「なぜ」から確かめる

図4:最も重要な問いから先に置くと、あとの2つの答えが決まる。

出所:GMO AI検索ラボ

1つめの「誰が」では、3つの質問が挙がっています。コンテンツの著者が誰であるかを明確にしているか、ページの然るべき場所にバイライン(=記事に添える書き手の署名)を記載しているか、そのバイラインが著者の背景や専門分野の情報につながっているか、の3つです。同じページは、著者の情報が求められるであろうコンテンツでは、正確な著者の情報を追加することを強くすすめると書いています。

2つめの「どのように」で求められるのは、作り方を読む人に伝えることです。商品レビューの例が分かりやすく、テストした商品数、テストの結果、テストの実施方法を、実施した証拠となる写真などとともに確認してもらうことで信頼を得られる、と書かれています。自動化や生成AIを使った場合には、使っていることを開示などの方法で明確にしているか、どのように使ったかを説明しているか、それが有用だと考える理由を説明しているか、という3つの質問が続きます。

3つめの「なぜ」は、Googleが最も重要な質問だと公式に書いているところです。そもそもなぜこのコンテンツを作ったのか、という問いで、答えは主として人々の役に立つコンテンツを作ることであるべきだとされています。答えが主に検索エンジンのアクセス数を増やすことであるなら、高く評価されるための方法に即していない、とも書かれています。

列は、観点・公式が挙げている質問・記事のどこで示すかの3つです。Google 検索セントラル「コンテンツに関する「誰が、どのように、なぜ」を考える」の質問を、2026年9月23日に開いて写しました。

観点公式が挙げている質問記事のどこで示すか
誰が著者が誰かを明確にしているか。バイラインを然るべき場所に置いているか。そこから経歴や専門分野へたどれるか記事の冒頭か末尾の署名、執筆者のプロフィールのページ
どのように何を、どうやって調べたか。自動化や生成AIを使ったなら、使ったことと使い方と理由を説明しているか調べ方を書いた段落、撮影した画像、確認した日付
なぜそもそもなぜ作ったのか。答えが主に検索からのアクセスを増やすことになっていないか記事の導入、扱う範囲と扱わない範囲の断り

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AI検索とE-E-A-Tの密接な関係

AI検索が広がったあと、E-E-A-Tの扱いは変わるのでしょうか。Google 検索セントラルの「AI 機能とウェブサイト」は、SEO のベスト プラクティスが引き続きGoogle 検索のAI機能でも有効だと書いています。そのうえで「AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません」と続けています。

図5:土俵に乗る条件と、中身で効くとされるものは別の段にある。

AI機能に出るまでの二段
AI機能に出るまでの二段

図5:土俵に乗る条件と、中身で効くとされるものは別の段にある。

出所:GMO AI検索ラボ

ページが回答を支えるリンクとして出るための条件も、同じページに3つだけ並びます。ページがインデックスに登録されていること、Google 検索でスニペットが表示されること、検索の技術的要件を満たしていることの3つで、これ以外に追加の技術要件は無いと書かれています。ただし、要件を満たしていればクロールとインデックス登録と配信が保証されるわけではない、という但し書きも付きます。

2026年7月14日に更新された「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」には、E-E-A-Tという語そのものが出てきません。代わりに書かれているのは独自性で、体験談は個人的な経験に基づいた独自の視点をもたらすが、既存コンテンツの要約はすでに他の場所で手に入れられる情報を言い換えたにすぎない、と説明されています。4つの要素のうち経験にあたるものが、別の言葉で置かれていると読めます。

同じページは、誰でも発信できる一般的な知識に基づくコンテンツをコモディティ化されたコンテンツと呼び、一般的な知識や通常の範囲を超えた、独自の専門的な見解や経験に基づく見解を提供するものと対比しています。まとめの節でも、一般的な知識を超えた価値を提供する、専門家が作成した独自のコンテンツの開発に注力してほしい、と書かれています。

同じガイドには、やらなくてよいことも名指しで5つあります。AI検索向けの小手先の手法として紹介されがちなものが並んでおり、E-E-A-Tを整える作業をこちらへ振り向けないための目印として使えます。

列は、する必要のないこと・公式が挙げている理由の2つです。Google 検索セントラル「生成 AI 検索の誤解を解く: する必要のないこと」の5項目を、2026年9月23日に開いて写しました。

する必要のないこと公式が挙げている理由
LLMS.txt ファイルやその他の「特別な」マークアップGoogle 検索自体がそれらを使用しないため
コンテンツの「チャンク化」ページにある複数のトピックのニュアンスを理解できるので、細かく分割する必要はない
AI システム向けのコンテンツの書き換え類義語や一般的な意味を理解するので、AIに向けた書き方をする必要はない
不正確な「言及」の検索ウェブ全体で言及を探すことは、一見役立ちそうだが実際にはそれほど役に立たない
構造化データに過度に注力する必須ではない。ただしリッチリザルトのために使うことはすすめられている

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仕組みの側の説明も、同じページにあります。AI検索は検索拡張生成(RAG=検索して取得したページを材料に回答を作る仕組み)で関連するページを取得し、クエリ ファンアウトで、利用者の問いに答えるための関連する検索をまとめて走らせます。1つの問いが複数の検索に分かれるので、答えが1か所で完結する記事のほうが材料として使われやすくなる可能性があります。施策の並べ方と確かめ方はAIO対策とは何かが持っています。

まとめ|信頼を中心に、経験と専門性と権威性が支える

E-E-A-Tとは、経験・専門性・権威性・信頼の4つでコンテンツの品質を見る枠組みです。定義は品質評価ガイドラインの3.4節にあり、2026年9月23日に取得した版は September 11, 2025 付の182ページでした。

検索順位との関係は、Google自身が2か所で書いています。E-E-A-T自体はランキングに直接影響する要因ではないという説明と、SEO スターター ガイドの「Google が重要でないと考えること」の一覧です。点数として測る方法も公開されていないので、社内で進み具合を示すときは、点数ではなく満たした項目の数で見ることになります。

4つは横並びではなく、品質評価ガイドラインは信頼を中心に置いています。検索セントラルも、残りの3つは信頼の一因であって、すべてで優れている必要はないと書いています。どこから手を付けるかで迷ったら、出典と運営者と更新日という信頼の側から確かめる形になります。

YMYLに当たる主題でも、体験を書けないわけではありません。品質評価ガイドラインの3.4.1節は、内容が信頼でき、安全で、確立した専門家の合意と矛盾していなければ、暮らしの中で得た経験を直接に共有するページも高いE-E-A-Tを持つとみなされる場合があると書いています。専門家に委ねる情報との境目は、同じ節の表が主題ごとに示しています。

公開する前の点検は、「誰が、どのように、なぜ」の3つの問いで回します。著者を明示しているか、どう作ったかを説明しているか、そしてなぜ作ったのかという問いに、検索からのアクセスを増やすためではない答えを返せるか、という順です。

AI検索についても、Googleは追加の要件は無いと書いています。生成 AI 検索向けのガイドが求めているのは、体験に基づく独自の視点と、一般的な知識を超えた内容で、4つの要素のうち経験にあたるものが別の言葉で置かれていると読めます。

次に読む記事は目的によって分かれます。記事づくりの工程ごと押さえたい場合はコンテンツSEOとはがあります。AI検索に引用される側の施策を見たい場合はAIO対策とは何か、著者情報を機械にも読める形にしたい場合は構造化データの入れ方へ進みます。

自社の記事で誰が書いたかをどう示すか、体験と専門家の記述をどう分けるかから相談したい場合は、お問い合わせが窓口になります。

E-E-A-Tに関するよくある質問

E-E-A-Tは検索順位に直接影響しますか。

影響しません。Google 検索セントラルは「E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありません」と書いています。SEO スターター ガイドでも「Google が重要でないと考えること」の一覧に「E-E-A-T をランキング要因と考える」が入っており、答えは「いいえ、そのようなことはありません。」の1行です(2026年9月23日に確認)。

E-E-A-Tのスコアはどこで確認できますか。

公式に記載なしです。E-E-A-Tの合計点や要素ごとの配点を示した記述は、2026年9月23日に開いたGoogleのどのページにも見当たりませんでした。外部のツールが独自に付けた点数は、Googleが出している値ではないので、出どころを分けて扱ってください。

4つのうちどれから手を付ければよいですか。

信頼からです。品質評価ガイドラインの3.4節は、中心にいて最も重要なのは信頼であり、信頼できないページは、どれだけ経験や専門性や権威性があるように見えても低いE-E-A-Tになると書いています。残る3つは信頼を支える側に置かれています。

自社の主題はYMYLに当たりますか。

人の健康や経済的な安定や安全、あるいは社会の福利に大きく影響しうるかどうかで見ます。品質評価ガイドラインの11ページは、多くの主題、あるいはほとんどの主題はYMYLではないとも書いており、はっきりYMYLか、明らかに違うか、その中間かという幅で考える書き方を示しています。

YMYLの主題で体験談を書いてもよいですか。

条件付きで書けます。品質評価ガイドラインの3.4.1節は、内容が信頼でき、安全で、確立した専門家の合意と矛盾していなければ、暮らしの中で得た経験を直接に共有するページも高いE-E-A-Tを持つとみなされる場合があると書いています。一方で、治療法の選択肢や申告書の記入方法のように、専門家に委ねるべき情報も同じ節に挙がっています。

生成AIで書いた記事はE-E-A-Tが下がりますか。

使ったこと自体を問題にする記述は見当たりません。Google 検索セントラルは、自動化や生成AIを使っている場合に、使っていることを開示などの方法で明確にしているか、どのように使ったかを説明しているか、有用だと考える理由を説明しているか、という3つの質問を挙げています。順位の操作を目的に使った場合は、スパムに関するポリシーに違反すると書かれています。

監修者を置けばE-E-A-Tは満たせますか。

監修者だけでは足りません。品質評価ガイドラインの3.4節は、判断材料を3つに分けており、サイトや書き手の自己申告に加えて、第三者がどう述べているかと、ページに見えているものを見るとしています。監修者の名前は1つめに当たるので、残る2つが空いていると材料がそろいません。

AI検索のために特別な対策が要りますか。

要りません。Google 検索セントラルは「AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません」と書いています。生成 AI 検索向けのガイドも、llms.txtの作成やコンテンツの分割を、する必要のないことに挙げています。施策の並べ方はAIO対策とは何かで扱います。

品質評価ガイドラインはどこで読めますか。

Googleが公開しているPDFで読めます。2026年9月23日に取得した版は表紙に September 11, 2025 とあり、最終ページの通し番号は182でした。日本語版は無く、英語の原文だけが公開されています。

E-E-A-Tとコンテンツの本数はどう関係しますか。

本数や文字数の決まりは公開されていません。Google 検索セントラルは、特定の文字数になるように記事を書いていないかを、検索エンジンを第一に考えた作り方の例として挙げており、Googleが優先する文字数は存在しないと書いています。記事の作り方の工程はコンテンツSEOとはで扱います。

関連する出典

この記事の根拠にした一次情報(=発表元がみずから出している資料)です。

  1. Creating Helpful, Reliable, People-First Content(Google検索セントラル公式)(新しいタブで開く)https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/creating-helpful-content
  2. Our latest update to the quality rater guidelines: E-A-T gets an extra E for Experience(Google検索セントラル ブログ・2022年12月)(新しいタブで開く)https://developers.google.com/search/blog/2022/12/google-raters-guidelines-e-e-a-t
  3. AI Features and Your Website(Google検索セントラル公式)(新しいタブで開く)https://developers.google.com/search/docs/appearance/ai-features
  4. Search Quality Rater Guidelines(Google公式PDF)(新しいタブで開く)https://guidelines.raterhub.com/searchqualityevaluatorguidelines.pdf

この記事に出てくる用語

AIO
AI検索全般に向けた、見つけられ方の最適化。
AI検索
生成AIを使って答えを導く検索の総称。
LLMO
AIに引用されやすくするための最適化。

執筆者紹介

上席研究員

中村 仁紀

「GMO AI最適化ブースト」のAIO/GEOコンサルタント 兼 GMO AI検索ラボ 上席研究員。生成AIに引用・推奨されるためのウェブサイトの最適化を支援します。

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