LLMOの施策を数か月続けると、上長から「それで何が変わったのか」と聞かれる場面が来ます。順位と流入には見慣れた画面がありますが、AIの回答に出たかどうかは、どの画面のどの数字を使えばよいのかで止まります。
報告に要るのは、数そのものと、その数がどの範囲を指しているのかという説明の2つです。範囲を書かずに前後の数字だけを並べると、増えた理由も減った理由も説明できません。
この記事では、公式の計測で数として出るものを提供元ごとに分け、指標の定義のそろえ方、比べる期間の決め方、件数が少ないときの扱いまでをご紹介します。
効果測定の話は、引用数や流入数といった指標の名前を並べるところから始まりがちです。ところが実務でつまずくのは名前ではなく、その数がどの範囲を指すのか、そしてどの期間と並べるのかが決まっていないところです。同じ「引用された回数」という言い方でも、取得元が変われば数える単位も分母も変わるので、名前だけでは指標になりません。
図1:指標と期間を決める前に画面を開くと、動いた数字の意味を後から決めることになる。
拡大図1:指標と期間を決める前に画面を開くと、動いた数字の意味を後から決めることになる。
閉じる 出所:GMO AI検索ラボ 出発点になるのは、提供元ごとに公式の計測があるかどうかを先に分けておくことです。Google 検索のAI機能とマイクロソフトのCopilotには、サイト運営者が自分で開ける画面があります。いっぽうでChatGPT・Perplexity・Claudeでは、引用の回数を運営者へ見せる画面の記述が、各社の公式ドキュメントに見当たりません。
提供元ごとの公式の計測と、そこで出る数(Search Console ヘルプ、Bing Blogs、OpenAI・Perplexity・Claude ヘルプのクローラーの文書から・2026年9月24日確認)
提供元 公式の計測 その計測が出す数 Google 検索のAI による概要とGoogle AIモード Search Console の生成 AI パフォーマンス レポート 生成 AI 機能でサイトへのリンクが表示された回数 Microsoft Copilot とBing のAI回答 Bing Webmaster Tools の AI Performance(公開プレビュー) AIの回答に出典として表示されたcitationの数 ChatGPT・Perplexity・Claude 運営者向けの画面の記述が公式ドキュメントに見当たらない 自社のサーバーのログと、訪問の参照元の記録で代える
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この記事が扱うのは、こうして取れる数をどう定義し、どの期間と比べ、どこまで言えるかという設計の部分です。測るための道具の名前と料金はLLMO対策ツールの記事、サイトの点検の項目はLLMO診断の記事にまとめています。GA4の設定手順とチャネルの分け方は AI検索の計測の記事 、LLMOという語そのものの意味はLLMOとは何かの記事で扱っています。
Google 側でまとまった数が出るのは、Search Console の生成 AI パフォーマンス レポートです。ヘルプの冒頭には、この分析情報が2026年8月31日付けで世界中のすべてのウェブサイトにリリースされたと書かれています。ただし同じヘルプは、段階的なリリースのため一部のプロパティはまだこのレポートにアクセスできないとも書いています。
図2:生成AI機能の表示はAI専用のレポート、クリックは検索全体のレポートへ入る。
拡大図2:生成AI機能の表示はAI専用のレポート、クリックは検索全体のレポートへ入る。
閉じる 出所:GMO AI検索ラボ 対象になるのはAI による概要とGoogle AIモードの2つで、ヘルプはこの機能のリストが随時更新される予定だと添えています。出てくる指標はインプレッション(=サイトへのリンクが利用者に表示された回数)の1つで、クリック数やクリック率の欄はこのレポートにありません。
報告の設計を左右するのは、レポートがデータをどの切り口でまとめているかという点です。並んでいるのはページ・国・日付・デバイスの4つで、検索語ごとに分けるクエリの切り口は置かれていません。そのため、どの検索語で表示が増えたのかという形の報告は、このレポートだけでは作れません。
生成 AI パフォーマンス レポートに書かれている項目(Search Console ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」から・2026年9月24日確認)
項目 公式の記述 提供の範囲 2026年8月31日付けで世界中のすべてのウェブサイトにリリースされた 対象の機能 AI による概要とAI モード。機能のリストは随時更新される予定 指標 インプレッション数とは、生成 AI 機能でユーザーにサイトへのリンクが表示された回数 ディメンション ページ・国・日付・デバイスの4つ グラフの集計 同じサイトからの検索結果が2件表示された場合、グラフの合計では単一のインプレッションとしてカウントされる 表の行の上限 検索パフォーマンス レポートと同じ1,000行の制限が適用される 日付の基準 日付はすべて太平洋時間 暫定データ 最新のデータは暫定値の可能性があり、その後数時間で変動する場合がある 含まれないもの Search Labs の試験運用版のデータ 表示されない理由 段階的なリリースでアクセスできないか、生成 AI 機能で十分なインプレッション数を獲得していない
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集計の単位も報告の書き方を左右するところで、同じサイトからの検索結果が2件表示されても、グラフの合計では1回として数えられるので、リンクが並んだ数とは一致しません。URLのフィルタを足した場合は、グラフの数字がそのURLごとの集計に切り替わります。
表示された回数を押さえたあとに出てくるのが、AIの回答から来たクリックはどこに入るのかという疑問です。Google 検索セントラルは、AI機能の数字が検索全体へ合流することを、次のように書いています。
他の検索結果ページと同様に、AI 機能(AI による概要や AI モードなど)に表示されるサイトも、Search Console の全検索トラフィックに反映されます。具体的には、検索タイプが「ウェブ」のパフォーマンス レポートに含まれます。
出典:Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」(2026年9月24日確認)(新しいタブで開く) つまり、クリックの数字については、AI機能の分だけを取り出して読める形が用意されていません。Search Console ヘルプには、AI モードで外部ページへのリンクをクリックすると1回のクリックとして数えられると書かれていますが、その1回は検索タイプが「ウェブ」の合計の中へ入ります。AI経由のクリック数だけを報告に載せようとすると、作れない数字を追うことになります。
AI機能でのクリック・表示回数・掲載順位の数え方(Search Console ヘルプ「表示回数、掲載順位、クリック数とは」から・2026年9月24日確認)
数える対象 公式の記述 Google AIモードのクリック 外部ページへのリンクをクリックすると、1回のクリックとしてカウントされる Google AIモードの表示回数 標準の表示回数ルールが適用される Google AIモードの掲載順位 Google 検索の検索結果ページの場合と同じ方法で計算される Google AIモードのフォローアップ 実質的に新しいクエリが実行され、そちらのデータとして数えられる AI による概要のクリック 外部ページへのリンクをクリックすると、1回のクリックとしてカウントされる AI による概要の掲載順位 検索結果内で1つのみ。概要内のすべてのリンクに同じ掲載順位が割り当てられる
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この形を前提にすると、報告での書き方は、表示された側とクリックの側の2つに分かれます。表示された回数は生成 AI パフォーマンス レポートのインプレッションで出し、クリックは検索全体の数として出したうえで、AI機能の分が混ざっていることを添えます。GA4でもAI機能から来た訪問は検索全体に混ざり、オーガニック検索の説明にGoogle のAI による概要とAI モードも含まれると書かれています。チャネルの分け方と設定の手順は AI検索の計測の記事 にまとめています。
引用された回数そのものを数えられる公式の画面は、いまのところマイクロソフト側にあります。Bing Blogs は2026年2月10日に AI Performance を公開プレビュー(=正式提供の前に、希望者が試せる状態)として出しました。対象はMicrosoft Copilot、BingのAIによる要約、一部の提携先だと書かれています。
図3:利用者の入力ではなく、AIが内部で作った検索語のほうが記録の起点になる。
拡大図3:利用者の入力ではなく、AIが内部で作った検索語のほうが記録の起点になる。
閉じる 出所:GMO AI検索ラボ 指標は4つから始まっており、2026年6月16日の記事では、さらに4つが加わっています。数の中心にあるのはcitation(=AIの回答に出典として並んだリンク)で、ページごとの内訳も見られます。grounding query(=AIが回答の材料を探すときに内部で作る検索語)という切り口があるのが、クエリの切り口を持たない生成 AI パフォーマンス レポートとの違いです。
AI Performance の指標と提供の段階(Bing Blogs の2026年2月10日と2026年6月16日の記事から・2026年9月24日確認)
指標 定義 提供の段階 Total Citations 選んだ期間に、AIが生成した回答へ出典として表示されたcitationの合計 公開プレビュー(2026年2月10日) Average Cited Pages 自社サイトのうち、1日あたりに出典として表示されたページの平均数 公開プレビュー(2026年2月10日) Grounding Queries 回答で参照された内容を取り出すときに、AIが使った検索語 公開プレビュー(2026年2月10日) ページごとのcitation 自社サイトのURLごとの、citationの回数 公開プレビュー(2026年2月10日) Intents grounding query を Informational や Commercial などの区分へ分けたもの early preview(2026年6月16日) Topics 関連するgrounding query を主題のまとまりへ束ねたもの early preview(2026年6月16日) Citation Share 同じgrounding query で全サイトに表示されたcitationのうち、自社に割り当てられた割合 early preview(2026年6月16日) Compare 前の期間を、いま見ている期間へ重ねて表示する機能 early preview(2026年6月16日)
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但し書きも同じ記事に並んでいて、grounding queries のデータは全体のサンプルだと書かれています。指標はCopilot・Bingの要約・提携先をまとめて集計されるので、Copilotの分とBingの要約の分に切り分けた数は出ません。Citation Share についても、観測のための指標であって順位の仕組みではないと書かれています。報告では、これらの条件をそのまま注記へ写しておくと、あとから数字の意味を問い直されずに済みます。
残る3つのサービスについて、まず確かめておきたいのは、運営者向けの公式の画面があるかどうかです。OpenAI・Perplexity・Anthropicがサイト運営者向けに出している文書に並んでいるのは、クローラー(=サイトを自動で読みに来るプログラム)の名前と役割、そしてrobots.txtでの止め方までです。引用の回数や表示の回数を運営者へ見せる画面の記述は、3社の公式ドキュメントに見当たりません。
3社が公開しているユーザーエージェントと役割(OpenAI「Overview of OpenAI Crawlers」、Perplexity「Perplexity Crawlers」、Claude ヘルプから・2026年9月24日確認)
提供元 ユーザーエージェント 役割 OpenAI OAI-SearchBot ChatGPTの検索機能で、サイトを検索結果に出すために使う OpenAI GPTBot 生成AIの基盤モデルの学習に使う可能性のある内容を取得する OpenAI ChatGPT-User 利用者がChatGPTへ問いを投げたときに、ページを訪れる OpenAI OAI-AdsBot 広告として出す先のページが方針に合うかを確かめる Perplexity PerplexityBot Perplexityの検索結果にサイトを出し、リンクするために使う Perplexity Perplexity-User 利用者の操作にともなってページを訪れる Anthropic ClaudeBot 学習に使う可能性のあるウェブの内容を集める Anthropic Claude-User Claudeの利用者の操作を支えるために使う Anthropic Claude-SearchBot 検索結果の質を上げるためにウェブをたどる
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手元に残る記録は2つあり、1つは自社のサーバーのログで、ユーザーエージェントの名前がアクセスの記録として残ります。もう1つは訪問の参照元で、GA4のヘルプは「AI アシスタント」というチャネルについて、ChatGPT、Gemini、Deepseek、Copilot、Grokなどのソースから利用者がサイトへアクセスする際のチャネルだと説明しています。
この2つは別の数なので足し合わせて報告せず、ログに残るのはページが読まれた回数、参照元に残るのは人が実際に来た回数として分けて書きます。robots.txtで許可や不許可を切り替えた場合、反映までの時間にも差があり、OpenAIは約24時間、Perplexityは最大24時間かかると公式に書いています。回答そのものに自社が出ているかどうかを定期的に記録する方法もあり、道具の選び方はLLMO対策ツールの記事にまとめています。
公式の計測から取れる数を報告へ載せる形に整えるときは、指標を名前で決めず、出どころと数える単位と分母まで書いて固定します。同じ「引用」でも、Google 側で数えるのは表示された回数、Bing側で数えるのは出典として並んだcitationの数で、分母の取り方が違います。
図4:公式の画面が無いサービスでも、自社側に残る記録が2か所ある。
拡大図4:公式の画面が無いサービスでも、自社側に残る記録が2か所ある。
閉じる 出所:GMO AI検索ラボ 報告に載せる指標と、その定義(Search Console ヘルプ、Bing Blogs、アナリティクス ヘルプから・2026年9月24日確認)
指標 出どころ 数える単位 分母 確かめ方 生成 AI 機能のインプレッション Search Console の生成 AI パフォーマンス レポート サイトへのリンクが表示された回数。同じ回答に2件出ても1回 分母なし(選んだ期間・プロパティ全体の合計値) ページ・国・日付・デバイスで分けて確かめる 検索全体のクリック Search Console の検索パフォーマンス レポート(ウェブ検索タイプ) 検索結果から外部ページへ移った回数 同じ期間の検索全体。AI機能の分を含む AIの分だけを取り出さず、全体の増減として見る Bing のcitation Bing Webmaster Tools の AI Performance AIの回答に出典として表示された回数 Copilot・Bingの要約・提携先をまとめた合計 ページごとの内訳とgrounding query で確かめる AI アシスタント経由のセッション GA4のデフォルト チャネル グループ 参照元から来た訪問 同じ期間の全セッション 判定条件はメディア(=GA4が参照元の種類を入れる項目)が「ai-assistant」と完全に一致すること クローラーのアクセス回数 自社のサーバーのログ ユーザーエージェント名ごとの要求の回数 同じ期間の全アクセス 人の訪問とは別に数え、混ぜて報告しない
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割合だけを載せると、あとから読み直したときに元の数へ戻せないので、増減を書くときは実数と分母と期間をそろえて置きます。指標をこの形で固めておくと、翌月に担当が替わった場合でも、同じ数え方をそのまま続けられます。
指標が決まったら次は期間で、施策を入れた翌週に数字を見ても、ページの読み直しがまだ起きていない場合があります。Google 検索セントラルは、変更を処理するための再クロールについて、ページの更新の頻度に応じてクロールには数日から数か月かかる場合があると書いています。
画面の既定の設定も、そのままでは比較に使いにくく、検索パフォーマンス レポートの既定は過去3か月なので、施策を入れた前後の区切りとは一致しません。生成 AI パフォーマンス レポートの日付はすべて太平洋時間なので、日本時間で切った期間とは境目がずれます。最新のデータは暫定値の可能性があり、その後数時間で変動する場合があるとも書かれています。
比べ方ごとに言えることと言えないこと(Search Console ヘルプとGoogle 検索セントラルの記述をもとに整理・2026年9月24日確認)
比べ方 言えること 言えないこと 施策の前後を比べる 施策を入れた日を挟んで、同じ長さの期間で数がどう動いたか 動いた理由が施策にあるかどうか。同じ時期の検索の増減や仕様の変更が混ざる 前年の同じ期間と比べる 季節による増減を挟まずに、同じ月どうしで数を並べたときの差 生成 AI パフォーマンス レポートは2026年8月31日に全サイトへ提供されたので、それより前の期間とは同じ条件で並べられない 施策したページと、していないページを比べる 同じ期間・同じサイトの中で、手を入れたページ群の動きが違うかどうか ページの題材や検索の需要が違えば、差がそのまま施策の効果にはならない
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記録しておくと後で効くのは起点の日付で、施策を入れた日と再クロールを待ったあとで比較を始める日を分けて残しておくと、反映までの間を比較から外せます。期間は、起点日・終点日・時刻の基準・比べる相手の4つを固定してから、画面を開きます。
LLMOの施策を始めた直後は、どの指標も1桁から2桁の小さい数で動き始めます。表示回数が10件から13件になれば増加率は30%と書けますが、増えた実数は3件にすぎません。3件は、1回の仕様の変更でも、1本の記事がたまたま多く表示された日でも動く幅なので、割合だけを報告に書くと実態より大きく見えます。
図5:4つを書き残しておくと、翌月に同じ切り方で数え直せる。
拡大図5:4つを書き残しておくと、翌月に同じ切り方で数え直せる。
閉じる 出所:GMO AI検索ラボ 数字を読む前に確かめることが4つあり、どれも公式の記述にもとづく確認として、当てはまる期間を比較から外すか、注記を添えるかを決めるために使います。
増減を読む前に確かめること(Search Console ヘルプとBing Blogs の記述から・2026年9月24日確認)
確かめること 公式の記述 確かめ方 暫定の区間が入っていないか 最新のデータは暫定値の可能性があり、その後数時間で変動する場合がある 直近の数日分(暫定値の区間)を、前後の比較から外す 行の上限に当たっていないか 検索パフォーマンス レポートと同じ1,000行の制限が適用される 表の行数を見て、上限に達していれば合計として読まない サンプルの数字ではないか grounding queries のデータは全体のサンプルを表す Bing側の語ごとの数は、順位づけではなく傾向として扱う 日付の境目が日本時間とずれていないか 生成 AI パフォーマンス レポートの日付はすべて太平洋時間 日本時間とのずれを踏まえ、起点日と終点日を同じ基準で数える
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数字が動かなかったときも同じ書き方で報告でき、期間と分母を添えて動かなかったという事実を置けば、次に何を変えるかの話に進めます。件数が小さいうちは、増減の解釈よりも、指標の定義と取得の手順を固めることのほうが先です。
公式の計測で数として出るのは3つで、生成 AI パフォーマンス レポートのインプレッション、検索パフォーマンス レポートのウェブ検索タイプに合流するクリック、そしてBing Webmaster Tools のcitationです。生成 AI パフォーマンス レポートの側にはクエリの切り口が無いので、語ごとの内訳を求めるときはBing Webmaster Tools のgrounding query を見ます。
ChatGPT・Perplexity・Claudeでは、運営者向けの画面の記述が公式ドキュメントに見当たりません。代わりに残るのは、サーバーのログに記録されるクローラーのアクセスと、訪問の参照元です。この2つは、読まれた回数と人が来た回数という別のものにあたるので、分けて報告します。
期間については、起点日・終点日・時刻の基準・比べる相手の4つを固定してから決めます。再クロールに数日から数か月かかる場合があること、日付が太平洋時間であること、最新の区間が暫定値であることの3つは、比較の前に、外すか境目をそろえるかを決めておく条件です。件数が小さいうちは、割合と実数の両方を書いたうえで、分母と期間もあわせて添えます。
測る道具を選ぶ段に入ったらLLMO対策ツールの記事、サイト側の点検から始めるならLLMO診断の記事が続きです。GA4とSearch Consoleの設定の手順は AI検索の計測の記事 にまとめています。自社の報告をどの形に決めるかという段から相談したい場合は、お問い合わせが窓口です。
生成 AI パフォーマンス レポートが表示されないときは、何を確かめればよいですか。 Search Console ヘルプは、表示されない理由を2つ挙げています。段階的なリリースで一部のプロパティがアクセスできないことと、生成 AI 機能で十分なインプレッション数を獲得していないことです。
AI による概要からのクリック数だけを取り出せますか。 取り出せる形にはなっていません。Google 検索セントラルは、AI機能に表示されるサイトもSearch Console の全検索トラフィックに反映され、検索タイプが「ウェブ」のパフォーマンス レポートに含まれると書いています。クリックは検索全体の数として報告し、AI機能の分が混ざっていることを添えます。
ChatGPTからの流入は、どう数えればよいですか。 訪問の参照元で数えます。GA4のヘルプは「AI アシスタント」というチャネルについて、ChatGPT、Gemini、Deepseek、Copilot、Grokなどのソースから利用者がサイトへアクセスする際のチャネルだと説明しています。判定条件は、メディアが「ai-assistant」と完全に一致することです。回答に引用された回数そのものは、OpenAIの公式ドキュメントに運営者向けの画面の記述が見当たりません。
効果が出るまでに、どれくらいの期間を見ればよいですか。 公式が日数の目安を示しているのは、クロールの側だけです。Google 検索セントラルは、変更を処理するための再クロールについて、数日から数か月かかる場合があると書いています。報告の期間は、この幅を見込んで起点日を記録し、暫定値の区間を外して決めます。
外部の道具を入れる前に、公式の計測だけでどこまで測れますか。 Google 側で生成 AI 機能のインプレッションとページごとの内訳、Microsoft側でcitationの数とgrounding query まで見られます。足りないのは、ChatGPT・Perplexity・Claudeの回答に自社が出ているかどうかで、そこは回答を記録する手立てが要ります。道具ごとの機能と料金は、LLMO対策ツールの記事にまとめています。
指名検索の増減を、LLMOの成果として報告してよいですか。 増減そのものは検索パフォーマンス レポートで数えられますが、その動きがAIの回答によるものかどうかは、この画面からは切り分けられません。報告では、指名検索の数を事実として置き、同じ期間の生成 AI 機能のインプレッションとcitationを並べて、両方の動きを見せる形にします。